岩井俊二監督:アニメ制作に魅力 「性に合っているかも」

劇場版アニメ「花とアリス殺人事件」の初日舞台あいさつに出席した岩井俊二監督
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劇場版アニメ「花とアリス殺人事件」の初日舞台あいさつに出席した岩井俊二監督

 岩井俊二監督が20日、東京都内で行われた劇場版アニメ「花とアリス殺人事件」の初日舞台あいさつに登場。同作は自身初の長編アニメで、制作を振り返った岩井監督は「無謀にもアニメというジャンルに挑んでしまったんですが、すごい大変で、ついこないだまでパニック映画ような現場が続いていました」と語り、「何とか上映までたどり着けて、今は脱力状態です」と苦笑交じりに明かした。

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 また、アニメ制作について「非常に楽しいというか魅力的で自分の性に合っているかもしれない」と話し、「第1作から考えると、『花とアリス』という作品は非常に長い関わり合いで、きょうはその“娘”を見届ける父親のような複雑な心境でここに立っています」と公開を喜んだ。

 「花とアリス殺人事件」は、蒼井優さん演じるアリス(有栖川徹子)と鈴木杏さん演じる花(荒井花)の2人の女子高生の日常、友情、恋に揺れる姿を描いた2004年公開の映画「花とアリス」の前日譚(たん)で、花とアリスの出会いのエピソードなどが描かれる。

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