日本アカデミー賞:最優秀助演男優賞に岡田准一 ジャニーズ初の快挙に「最高の日」と感涙

 「第38回日本アカデミー賞」の授賞式が27日、東京都内で開かれ、映画「蜩(ひぐらし)ノ記」(小泉堯史監督)に出演した人気グループ「V6」の岡田准一さんが最優秀助演男優賞に輝いた。岡田さんはブロンズ像を掲げて「ありがとうございます」とあいさつ。そして声を振り絞るようにして「映画人と認めていただけてありがとうございます。ここに立つことを許してくださった方、応援してくださった方に感謝しています。今日は最高の日です」と涙ぐみながら語った。

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 岡田さんは「(現場の)スタッフのスペシャルな仕事に応える仕事をしたいと思って現場に立っている。自分では至らないことがあると思うけれど、(スタッフが自分が)ここに立つことを期待して仕事をしてくださっていたのを感じています。すべての皆さんに感謝しています」と語った。岡田さんが所属するジャニーズ事務所の俳優が日本アカデミー賞の正賞を受賞するのは今回が初めて。

 「蜩ノ記」は、直木賞を受賞した葉室麟(はむろ・りん)さんの時代小説が原作。「生きる時間を区切られてしまったときに、残された人生をどう生きるか」をテーマに、人が人生の中で出会う、師弟愛や夫婦愛、家族愛などさまざまな愛の形を描く。10年後の切腹を命じられながらも武士として気高く生き抜く主人公の戸田秋谷を役所広司さん、秋谷の姿に感銘を受け成長していく檀野庄三郎を岡田さんが演じた。

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