MD松尾のヒット解析:「ドラゴンクエストヒーローズ」期待以上のビッグヒット 本体けん引も

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」(スクウェア・エニックス)がPS3版、PS4版の順でワンツーを飾りました。すごい売れ行きで、TSUTAYAでは2機種合計で、「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D」(3DS)や「ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議なふしぎな鍵」(同)を上回る好成績を記録。購買層は20~40代と幅広く、各年代層満遍なく売れているのが特徴。期待をはるかに上回る実績で、ビッグタイトルの力をみせつけてくれました。PS4本体は前週の2倍以上、PS3本体も1.5倍を売り上げる大商いになりました。

 ◇今週の動き

 「ドラゴンクエストヒーローズ」がワンツーを維持しそう。どこまで販売を伸ばしてくれるか大いに期待しています。新作では「世界樹と不思議のダンジョン」(3DS、アトラス)の予約が好調で、こちらも売れてくれるのでは。

 ◇ランキングは次の通り。(2月23日~3月1日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城(PS3)

2位 ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城(PS4)

3位 ゴッドイーター2 レイジバースト(Vita)

4位 ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D(3DS)

5位 七つの大罪 真実の冤罪(アンジャスト・シン)

6位 妖怪ウォッチ2 真打(3DS)

7位 ドラゴンボール ゼノバース(PS3)

8位 ゴッドイーター2 レイジバースト(PS4)

9位 戦国無双4−2(PS3)

10位 ジ・オーダー 1886(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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