注目映画紹介:「ストロボ・エッジ」福士蒼汰と有村架純が揺れる思いを好演 好きになる意味を描く

映画 マンガ
 (C)2015映画「ストロボ・エッジ」製作委員会 (C)咲坂伊緒/集英社

 「アオハライド」などの咲坂伊緒さんの同名少女マンガを基に実写化した映画「ストロボ・エッジ」(廣木隆一監督)が14日に公開される。クールに見えるが優しく学校中の女子から人気を集める一ノ瀬蓮に片思いをする奥手な女子高生・木下仁菜子の恋模様を描く学園青春マンガ。蓮役は福士蒼汰さん、仁菜子役は有村架純さんで、ダブル主演を務め、デビュー以来一度も髪を短くしたことがなかったという有村さんが、役作りのためトレードマークのロングヘアを20センチもカットしたことでも話題を集めている。

 高校1年生の木下仁菜子(有村さん)は、ある日の帰宅途中、女子生徒に人気の同級生である一ノ瀬蓮(福士さん)と電車内で出会う。蓮の一見クールだが優しい言動や笑顔に接するうち、仁菜子は自分が蓮に恋していることに気付く。蓮に中学時代から付き合っている年上の恋人・麻由香(佐藤ありささん)がいることを知っても、仁菜子は自分の気持ちを蓮に告白し、振られてしまう。仁菜子を振った蓮だが、仁菜子の真っすぐな思いに触れるうちに心に変化が生まれていき……というストーリー。

 高校生の青春ラブストーリーで、王道過ぎる配役の感は否めないが、大人が見ても想像以上に感情移入し、共感できてしまう。それが同世代であればなおのこと。片思いの切なさという、どこか苦しいけれど楽しさもあるなんともいえない気持ちを、繊細な演出で見せてくれる。マンガの実写化には賛否両論あれど、福士さんと有村さんによる蓮と仁菜子のマンガの再現度は高く、2人のとにかくキラキラしていてキュートな雰囲気がストーリーにマッチしている。思春期はなにかと心が揺れたり、変な思い込みや自己中心的な考え方をしてしまったりしがちだが、今作を見ていると、ふらつきながらも自分の気持ちに真っすぐでいることの素晴らしさを改めて教えてくれる。最も大人な麻由香に切なくも心底共感した。TOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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