MD松尾の月間ヒット予測:本命「ブレイブリー」「パズドラマリオ」など 15年4月

 「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。

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 新生活スタートシーズンの4月は例年ゲームの売り上げが良くないのですが、2014年はそれにも増して不振で過去最悪でした。消費税の増税直後だったというのが最大の要因で、PS4をはじめとした価格の高いハードの売り上げが激減。ソフト部門も「第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇」(PS3・Vita、バンダイナムコゲームス)など上位勢は良かったのですが、10位未満の旧作が大苦戦しました。

 さて今年の4月はさすがに昨年ほど厳しくはなく、例年並みと予想。ソフト、ハードともに前年超えを記録しそうです。ソフトは4月の新作に加え、「ソードアート・オンライン −ロスト・ソング−」(PS3・Vita、バンダイナムコゲームス)をはじめ3月末に発売された数々の人気作が後伸びするとみていますし、ハードも消費税の影響が直撃した昨年ほどではないでしょう。

 ソフト部門のトップと予想しているのは「ブレイブリーセカンド」(3DS、スクウェア・エニックス)。3DSの人気RPGの待望の続編で、ゴールデンウイークに楽しめる大作としてかなり売れてくれるのでは。「第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇」(PS3・Vita、バンダイナムコエンターテインメント)はシリーズ完結作としてファンの注目も高い作品。前作「時獄篇」クラスのヒットは間違いないでしょう。

 4月末発売ということで、4月のランキングでは4位と予想していますが、もちろん「パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション」(3DS、ガンホー・オンライン・エンターテイメント)はゴールデンウイークの主役となるタイトルです。今のところTSUTAYAでは4位と予想していますが、早くも予約が殺到しており、ひょっとするとトップも狙えるかもしれません。New3DS初のタイトルとなる「ゼノブレイド」(任天堂)にも注目しています。

 ◇15年4月のヒット予測

1位 ブレイブリーセカンド(3DS)

2位 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇(PS3)

3位 第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇(Vita)

4位 パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション(3DS)

5位 ゼノブレイドクロス(WiiU)

6位 ゼノブレイド(New3DS)

7位 ソードアート・オンライン ーロスト・ソングー(Vita)

8位 シアトリズム ドラゴンクエスト(3DS)

9位 地球防衛軍4.1(PS4)

10位 マリオパーティ10(WiiU)

 ◇参考14年4月売り上げ結果(TSUTAYA調べ)

1位 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇(PS3)

2位 ソードアート・オンライン−ホロウ・フラグメント−(Vita)

3位 第3次スーパーロボット大戦Z 時獄篇(Vita)

4位 妖怪ウォッチ(3DS)

5位 シアトリズム ファイナルファンタジー カーテンコール(3DS)

6位 マリオパーティ アイランドツアー(3DS)

7位 戦国無双4(PS3)

8位 メタルギアソリッド5 グラウンド・ゼロズ(PS3)

9位 JUST DANCE WiiU(WiiU)

10位 プロ野球スピリッツ2014(PS3)

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