コミケットスペシャル:同人文化紹介のシンポジウム開催

「コミケットスペシャル6」で開催されたシンポジウム「日本発文化創造:同人文化を中心に」の様子
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「コミケットスペシャル6」で開催されたシンポジウム「日本発文化創造:同人文化を中心に」の様子

 日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)」の特別イベント「コミケットスペシャル6」で、「日本発文化創造:同人文化を中心に」と題したシンポジウムが28日に開かれ、東京工業大学の出口弘教授や明治大学の森川嘉一郎准教授らが登場した。

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 シンポジウムは、慶應義塾大学大学院の杉浦一徳准教授や東北芸術工科大学の吉田正高准教授も参加し、日本経済大学の中村仁講師が司会を務めた。吉田准教授は、「ひぐらしのなく頃に」や「初音ミク」など同人文化から生まれたり、ヒットを後押しした作品を挙げ、さらに2010年以降に大手企業がこぞって参入している実情を紹介しながら「(企業とは違い)金をかけずに面白いものを作っていくのがコミケの面白いところ」と話し、観客の拍手を浴びていた。

 また出口教授は、マンガやアニメの「日常性」に注目して、その歴史や傾向を分析しながら、インドネシアでも「日常性」を持ち込んだマンガが生まれている実情を紹介。杉浦准教授はコスプレ、森川准教授は東京国際マンガ図書館について、ユーモアを交えながら解説していた。

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