谷原章介:「アタック25」新司会へ意気込み “アタックチャンス”自主練も

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 俳優の谷原章介さんが、今年で40周年を迎える人気クイズ番組「パネルクイズ アタック25」(ABC・テレビ朝日系、日曜午後1時25分)の3代目司会として5日の放送回で初登場する。初代司会者の児玉清さんに背中を押されて司会業を始めたという谷原さんは「心のどこかでこの番組をやりたいという思いがあった」と胸中を明かし、番組名物の「アタックチャンス!」について「自主練はちょっとだけ鏡の前でやったりしました(笑い)」と語っている。

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 「パネルクイズ アタック25」は、1975年4月に放送を開始した視聴者参加型の長寿クイズ番組。4人の解答者がクイズに答え、25枚のパネルをオセロゲームのように取り合い、最終的に獲得したパネルの枚数が最も多かった解答者が海外旅行に挑戦する権利を得るというユニークなスタイルが特徴。番組の司会は初回から2011年4月10日まで児玉さんが担当、ABCの浦川泰幸アナウンサーが後任を務めていた。

 ◇「児玉さんのように熱を持って」

 クイズ番組の司会は初挑戦。「お話をいただいたとき、このように歴史のある番組の司会を僕にできるのかという不安と同時に、児玉清さん、浦川さんの跡を継いで、大きな仕事を任されたという喜びが同居していました」と振り返る。オファーを受けてからは毎週、浦川アナの司会ぶりをビデオでつぶさに観察したというが、初収録では「実際にこの場に立って司会をしてみて、改めて番組の奥深さに気づかされました」と早くもクイズ番組司会の面白さを感じた様子だ。

 かつて、「王様のブランチ」(TBS系)の司会に就任する際に、児玉さんに相談し、背中を押された経験があると語っていた谷原さん。小学生時代には家族とあれこれと語りながら番組を見ていたと良い、「年齢や性別に関係なく楽しめる番組ですので、老若男女、一人でも多くの方に見ていただけるよう、頑張りたい」と意欲を見せ、「そして、児玉さんのように熱を持って、視聴者の代表でもある解答者の方々を盛り上げて、揺さぶって、ゲームを面白くしていけたらと思っています」と意気込む。

◇「アタックチャンス!」何パターンかある

 「(スタッフは)『新しいアタック25として、好きにしてください。アタックチャンスのコールを変えてもいい』とまでおっしゃってくださって、完全に委ねてくださった」と明かす谷原さん。「僕もいろいろと考えてはいるんですが、この番組は40年かけて、視聴者の方と司会者の方が作り上げてきた世界観がある。新しくなるから新しいことをやるのではなくて、まず、僕がこの世界になじんで、そこから自然発生的に何か面白いものが出てきたらいいなという思いで、今はやっています」と語る。

 番組名物の「アタックチャンス!」については、「いろんなパターンを考えてはいるんです。初回収録ではかなり拳を高く突き上げて、大きな動きをしたので、今回はシンプルにやってみようと思いました」と変化を持たせている様子で、「自主練は、ちょっとだけ鏡の前でやったりしました(笑い)。何パターンかあるんですが、コールをすると、自然と力が入るんですよね(笑い)」と明かした。

 谷原さんを新司会に迎えて生まれ変わる「アタック25」。クイズの出題者には育休を終えたABCの加藤朋子アナウンサーが2年ぶりに復帰し、5日から放送される。

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