境界のRINNE:「黄泉の羽織」を京友禅で再現 制作期間3カ月

「境界のRINNE」の主人公・六道りんねが着ている「黄泉の羽織」を再現した羽織
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「境界のRINNE」の主人公・六道りんねが着ている「黄泉の羽織」を再現した羽織

 高橋留美子さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「境界のRINNE(りんね)」(NHK・Eテレ)の主人公・六道りんねが着ている「黄泉(よみ)の羽織」を再現した羽織が、SHIBUYA TSUTAYA(東京都渋谷区)のコミック売り場で展示されている。アニメを放送するNHKの担当者によると、羽織は京都の伝統工芸・京友禅の職人が手がけ、約3カ月かけて制作されたという逸品だ。

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 黄泉の羽織は、着た者を幽体化させ、死神や霊感を持つ者以外には感知できなくなるという死神道具。京友禅の羽織は、職人の手によって輪廻(りんね)の輪の模様が描かれ、金箔(ぱく)などを使用している。さらに怪鳥の頭の骨をあしらった「死神のカマ」も制作された。羽織とカマは、3月にNHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた試写会でお披露目され、りんね役の声優の石川界人さんが着用した。

 NHKの担当者は、羽織とカマを制作した経緯を「このアイテムが現実に存在するだけで見る人を作品世界にグッと引き込めるのではないかと考えました」と説明。「羽織は京友禅の職人技で作られています。『境界のRINNE』が、若い世代に日本の伝統工芸を知ってもらうきっかけになるというのも面白いですよね。カマはあるだけでインパクト大です」と話している。

 羽織とカマは、SHIBUYA TSUTAYAで5月3日まで展示され、5月5日にNHK放送センター(東京都渋谷区)で開催されるイベント「渋谷DEどーも2015」の「NHKアニメ館2015『境界のRINNE』スペシャルステージ」にも登場する。

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