俳優の向井理さんが23日、東京都内で行われた主演映画「S(エス)−最後の警官− 奪還 RECOVERY OF OUR FUTURE」の製作報告会に、主要キャストとともに登場。妻で女優の国仲涼子さんの第1子妊娠発表後、初の公の場となった向井さんは、冒頭のあいさつで「新しい命を授かりました」と生報告し、さらに「不安もいっぱいありますが、その時が来るのが楽しみで仕方ありません」と心境を明かした。
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向井さんは、国仲さんと2012年にドラマ「ハングリー!」(フジテレビ系)で恋人役として共演したことをきっかけに交際を開始し、昨年12月末に結婚。結婚後、初の公の場となった今年2月のスペシャルドラマ「永遠の0」(テレビ東京系)の完成披露試写会では、報道陣から「おめでとうございます」と声をかけられたが、ポーカーフェースを崩さず無言で会場をあとにしていた。
そんな向井さんには、共演者から「おめでとう」と祝福の声がかけられ、綾野剛さんからは「理の報告にグッとくるし、僕も大変うれしく思う」との言葉も送られた。また向井さんは、会見中に司会から「守りたいもの」を聞かれると、照れ笑いを浮かべながら「家族です」と語った。
「S−最後の警官−」は、「海猿」「DOG×POLICE」の小森陽一さんが原作、藤堂裕さんが作画を担当し、ビッグコミック(小学館)で連載中のマンガが原作。向井さん主演で14年1月期に連続ドラマ化。プロボクサーを引退し、警察官になった異色の経歴を持つ向井さん演じる神御蔵一號(かみくら・いちご)の所属する特殊急襲捜査班(NPS)と、俳優の綾野剛さんが演じる神業と称される狙撃力を誇る蘇我伊織が所属する特殊部隊(SAT)の活躍を描き、平均視聴率14.2%、最高視聴率18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録していた。
映画は、ドラマに続き、平野俊一郎監督がメガホンをとり、向井さんや綾野さん、新垣結衣さん、吹石一恵さん、オダギリジョーさん、大森南朋さんも引き続き出演。神御蔵らが、日本壊滅という未曾有(みぞう)の事態を回避するため奮闘する姿が描かれる。8月29日に公開。
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