真野恵里菜:パトレイバー初日で感極まるも「今日は泣きません」

劇場版アニメ「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)太田莉菜さん、真野恵里菜さん、筧利夫さん
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劇場版アニメ「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」の公開初日舞台あいさつに登場した(左から)太田莉菜さん、真野恵里菜さん、筧利夫さん

 人気アニメ「機動警察パトレイバー」の実写プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」の長編劇場版「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」(押井守監督)が1日、公開初日を迎え、筧利夫さん、真野恵里菜さんらキャストが東京都内で行われた舞台あいさつに登場した。2014年から続いた実写化プロジェクトの集大成となる作品の封切りに、ヒロイン・泉野明役の真野さんは「これが最後なのかとさみしい気持ちもあるんですが、皆さんの力もいただいてもっともっと大きな作品になれば」とあいさつ。「ちょっとこみ上げてくるものがある」と感極まる一幕もあった。

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 キャストとともに登壇した真野さんは「久しぶりにみんなと会うと、撮影は終わったんですけど、こうやって出会ったメンバーはいつまでも戦友なんだろうなと思えて、ちょっとこみ上げてくるものがある……」とコメント。すかさず筧さんが「泣け! 泣け!」と隣ではやし立てると、真野さんは「第1章の時は泣きましたけど、今日は泣きません! これからたくさんの方に見てもらえるように、私たちもまだまだ頑張ります」と笑顔で語っていた。

 また、これまでにイベント上映されたシリーズ全7章の総監督も務めた押井監督は「気が付いたら今日という日が来ていた。ちょっと驚きですね。それぐらいパトレイバーから離れたことがなかった3年間だった」としみじみ。「これからまだまだいろんな展開があればいいなと思ってますけども、それは皆さんが何度劇場に来てくれるか。100万人が1回見るよりも、1万人が100回見るほうが僕はうれしいです」と思いを語った。

 「機動警察パトレイバー」は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両2課中隊(特車2課)の活躍や隊員の日常を描いたSF作品。1988~94年に「週刊少年サンデー」(小学館)でゆうきまさみさんのマンガが連載され、89~90年にはテレビアニメも放送された。

 実写プロジェクト「THE NEXT GENERATION パトレイバー」は、2014年4月にスタートし、全7章を今年1月まで公開。今回公開される長編劇場版「首都決戦」は集大成にあたり、最新鋭の自衛ヘリコプターを使うテロ集団が、首都1000万人を人質にとる中、旧型ロボットしか所持していない特車2課がテロを阻止していくというストーリー。

 この日の舞台あいさつには、福士誠治さん、太田莉菜さん、田尻茂一さん、堀本能礼さん、しおつかこうへいさん、藤木義勝さん、千葉繁さん、森カンナさん、高島礼子さんも出席した。

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