屍者の帝国:新ビジュアル公開 ワトソンとフライデーの姿が

「屍者の帝国」のビジュアル(C)Project Itoh & Toh EnJoe/THE EMPIRE OF CORPSES
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「屍者の帝国」のビジュアル(C)Project Itoh & Toh EnJoe/THE EMPIRE OF CORPSES

 2009年に34歳で亡くなったSF作家の伊藤計劃(けいかく)さんの小説を原作とした劇場版アニメ「屍者の帝国」(12月公開)の新たなビジュアルが18日、公開された。主人公のジョン・ワトソンと“屍者”のフライデーが描かれている。

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 「屍者の帝国」は、死体の蘇生術が一般化した19世紀末を舞台に、医学生のワトソンらが、ビクター・フランケンシュタインが最初に死体から作り上げたザ・ワンの行方を追って、明治維新後の日本、南北戦争後の米国などを旅する姿を描いた長編SF小説。「シャーロック・ホームズ」シリーズのワトソンや「カラマーゾフの兄弟」のアレクセイなどが登場する。伊藤さんの残した30ページの草稿を基に芥川賞作家の円城塔(えんじょう・とう)さんが書き継いだことも話題になった。

 アニメ「屍者の帝国」は、伊藤さんの作品をアニメ化するプロジェクト「Project Itoh」の一環で、伊藤さんのデビュー作「虐殺器官」と、遺作の「ハーモニー」を劇場版アニメ化する。今年10月から3カ月連続で公開される予定。

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