橋本環奈:主演抜てきは「一目ぼれ」 “奇跡の一枚”で即オファー

映画「セーラー服と機関銃-卒業-」の主演に抜てきされた橋本環奈さん(右)と製作総指揮の井上伸一郎・KADOKAWA代表取締役
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映画「セーラー服と機関銃-卒業-」の主演に抜てきされた橋本環奈さん(右)と製作総指揮の井上伸一郎・KADOKAWA代表取締役

 アイドルグループ「Rev.from DVL(レブ・フロム・ディー・ブイ・エル)」の橋本環奈さんが2016年公開予定の映画「セーラー服と機関銃-卒業-」(前田弘二監督)の主演に大抜てきされた。製作総指揮のKADOKAWA代表取締役・井上伸一郎さんは23日に行われた製作発表会見で、起用のきっかけとなったのは13年11月にインターネットに出回った橋本さんの“奇跡の一枚”だったと説明し、「最初に勝手に一目ぼれして、会いに行って、最初の映画(出演)の予約をしてしまいました」と明かした。

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 橋本さんは13年11月、地元・福岡で「Rev.from DVL」として踊っている姿を収めた“奇跡の一枚”と呼ばれる写真がインターネットにアップされると、“天使すぎる”“可愛すぎる”などと絶賛の声が集まり、その後、一気にブレーク。井上さんは当時、“奇跡の一枚”の話題を知ると、すぐに福岡の所属事務所に「ぜひ橋本さんで映画が撮りたい」とメールを送り、直後の週末に福岡でのライブに足を運び、橋本さんの踊る姿を目にして、「その場で私の映画で主演してほしいとお願いしていた」という。

 井上さんは「彼女に合う作品は何がいいかと考えて、熟考の末にたどり着いたのが『セーラー服と機関銃-卒業-』。1年半たって、やっと彼女に見合う映画、タイトルができたと思っている」と自信を見せ、「星泉という役は、生半可な女優では演じ切れない、なおかつフレッシュな人材でないと演じられない。やっぱり橋本環奈だろうと。彼女にぴったり合った役だということで、この企画に決定した」と説明した。

 「セーラー服と機関銃」は、赤川次郎さんの小説を基に、1981年12月に公開され、大ブームを巻き起こした角川映画の代表作。高校2年の星泉が父の死をきっかけに、組員わずか4人のおんぼろやくざ「目高組」の組長を襲名し……という物語で、薬師丸ひろ子さんが主演、相米慎二監督が手がけ、翌82年の邦画興収第1位(47億円)を記録した。その後、原田知世さん(82年)、長澤まさみさん(2006年)が主演したドラマも放送された。今回の映画は、赤川さんの続編小説「セーラー服と機関銃・その後-卒業-」が原作で、7月上旬にクランクインし、来春に公開予定。

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