多くのヒット曲を手がけてきた松本隆さんが、作詞家となって45周年を迎えたことを記念してアルバム「松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート『風街であひませう』」(ビクターエンタテインメント)が24日に発売された。
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スピッツの草野マサムネさんが自作曲でChappieに提供した「水中メガネ」、斉藤和義さんが「白いパラソル」、YUKIさんが「卒業」を歌い、クラムボンが「星間飛行」を演奏するなど、おなじみの楽曲を活躍中のミュージシャンが新たにカバー。リトルクリーチャーズの鈴木正人さんがトータルサウンドプロデューサーを務めている。さらにスペシャルトラックとして「はっぴいえんど」解散直後に残された、細野晴臣さん作曲の未発表曲「驟雨の街」を収録。同曲は、2013年に亡くなった大瀧詠一さん以外のはっぴいえんどのメンバーである細野さん、松本さんと鈴木茂さんによって録音された。
完全生産限定盤のみに付く「風街でよむ ポエトリーリーディングアルバム」は、公開中の映画「海街diary」が話題の是枝裕和監督がディレクターを務めた歌詞の朗読CD。松本さん自身がはっぴいえんどの代表曲の一つである「風をあつめて」を読むほか、女優の宮崎あおいさん、有村架純さん、広瀬すずさん、歌手の太田裕美さん、小泉今日子さん、斉藤由貴さん、薬師丸ひろ子さんらが、松本さんがこれまでに書いてきた歌詞を朗読する。
「松本隆 作詞活動四十五周年トリビュート『風街であひませう』」は全11曲入り。歌詞の朗読を収録したCD「風街でよむ ポエトリーリーディングアルバム」付きで、特製しおりや「風街でよむ」のディレクターズカット版が聴けるシリアルコードを封入したハードカバー書籍仕様の完全生産限定盤は4500円(税抜き)。通常盤は3000円(税抜き)。