松坂桃李:GP帯の連ドラで初主演 「岡田准一を参考に」過激アクション挑戦

10月放送開始のGP帯連続ドラマ「サイレーン(仮題)」で初主演を飾る松坂桃李さん
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10月放送開始のGP帯連続ドラマ「サイレーン(仮題)」で初主演を飾る松坂桃李さん

 俳優の松坂桃李さんが、10月から放送される連続ドラマ「サイレーン(仮題)」(関西テレビ・フジテレビ系)に主演することが7日、明らかになった。松坂さんがゴールデンプライム帯(GP帯、午後7~11時)の連ドラで主演をするのは初めて。クランクインを前に取材に応じた松坂さんは「不安よりも期待のほうが大きいです」と前向きで、激しいアクションにも挑戦するといい、「この前、映画でご一緒した(V6の)岡田准一さんの動きを参考にしたいと思います。岡田さんはアクションでの骨折はけがじゃないって言う人ですから」と引き合いに出しながら意欲を見せた。

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 2013~15年に「モーニング」(講談社)に掲載された山崎紗也夏さんのマンガ「サイレーン」が原作で、ドラマではオリジナルの設定とストーリーを加えるという。物語は、松坂さん演じる警視庁機動捜査隊(キソウ)の隊員の里見偲(さとみ・しのぶ)と、里見の仕事上の相棒で、年上の恋人でもある猪熊夕貴(いのくま・ゆき)が猟奇殺人事件の捜査と、事件現場に現れる謎の美女・カラの正体を探るという内容。猪熊は女優の木村文乃さんが演じる。脚本は「アンフェア」シリーズ(同局系)の佐藤嗣麻子さん、監督は「DOCTORS」シリーズ(テレビ朝日系)などの本橋圭太さんが務める。

 マンガが原作ということについて松坂さんは「原作に対するリスペクトというか愛情というものを、僕をはじめキャスト、スタッフが共通して持っているかが重要だと思っています。それを持っているかいないかで大きく違うと思います」と目を輝かせ、脚本の佐藤さんと「サイコパス的な要素、ラブ、アクションといった内容で見ている人をハラハラドキドキさせたいですねって話し合っています」と明かした。
 
 役柄について、「里見は用心深さというか目の前にあるものに疑ってかかるという点は(自分と)似ているところがある」と共通点も明かし、体育会系で酒豪という猪熊と、絶世の美女のカラのようなタイプのどちらが好みかという質問に「男勝りの女性のほうが信頼できるような気がします。容姿端麗で完璧な女性もいいですけど、女きょうだいの中で育ってきた僕の性格上、“見た目にだまされるな”って常に思っているので……」とちゃめっ気たっぷりに語った。

 4回目の共演となる木村さんについて松坂さんは「これまで義理のお姉さん、元彼女、友達で、今回ようやく(バディ、恋人役で)向き合えた感じですね」といい、「とても信頼ができ、思い切りぶつかっていけるという安心感もあります」と語る。猪熊との関係性について「事件のシーンと2人のシーンは、緊張と緩和をしっかり出していきたい。監督と3人で話し合って作りたい」という。
 
 木村さんは、松坂さんとの共演ついて「はっきりと年上、先輩、そして恋人同士という間柄は初めて」といい、「劇中では先輩として、背中を押す力強さを持ちたいですし、猪熊のむちゃしがちな部分はやれやれと思いながらも支えてもらえたら面白くなりそうな気がしています」とコメントを寄せている。ドラマは、10月から毎週火曜午後10時に放送。

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