コミケ88:ドイツの老舗文具メーカーが初出展 コミケ限定の画材セットPR

「コミケ88」に初出展したステッドラー日本のブースで画材をPRするコスプレーヤー
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「コミケ88」に初出展したステッドラー日本のブースで画材をPRするコスプレーヤー

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)88」の企業ブースに、ドイツの老舗文具メーカー・ステッドラー社の日本法人となるステッドラー日本が初出展している。ブースでは、アニメのキャラクターデザインなどを手がけるイラストレーターのokamaさんとコラボレーションしたコミケ限定の画材セットなどを販売。ドイツの民族衣装を着た女性コスプレーヤーも店頭に立ち、文具をPRしている。同社担当者は「(自社商品を)知ってもらうきっかけになれば」とコミケ出展の狙いを話す。

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 同社はドイツの文具メーカーの日本法人として、これまで鉛筆やボールペンなどの文具や製図用の文具などを扱っているが、「日本なりのスタイルで市場に出てみたい」と着想。また、絵に興味のある層へ向けて、プロが使用している画材などを紹介したいと考え出展を決めた。

 ブースでは、コミケ用にデザインされた男女キャラクターが登場するokamaさんのオリジナルイラストをあしらった「マルス ルモグラフ鉛筆セット」(2500円)や水彩色鉛筆の扱い方が学べる水彩色鉛筆 カラトセット」(5500円)、表紙にokamaさんのイラストがデザインされたスケッチブックと芯ホルダーをセットにした「マルス テクニコ芯ホルダーセット」(2000円)などを販売。初日は苦戦したが、2日目はサンプル品を店頭に置いて商品を分かりやすく紹介するなど工夫し、出足は好調だという。出展3日間で、3商品で5000セットの販売が目標という。同社担当者は「こんなに人が集まる場所なのか、と驚いている。市場性を感じる」と初出展の感想をコメントしている。

 コミケは、1975年に始まったマンガや小説・ゲーム・音楽などの同人誌の即売会で、現在は夏と冬の年2回開催されている。2014年夏は期間中の3日間で約55万人、同年冬は同じ3日間で約56万人を集めている。今回88回目の開催を迎えるにあたり、イベントのカタログ表紙に新谷かおるさんのマンガ「エリア88」を起用して話題になった。16日まで開催。

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