中外鉱業:コミケ初出展 新規事業のきっかけは「銀魂」ファンの室長

「コミックマーケット(コミケ)88」に登場した中外鉱業ブース
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「コミックマーケット(コミケ)88」に登場した中外鉱業ブース

 東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ88)」の企業ブースに、貴金属精製メーカーの中外鉱業が初出展した。

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 同社は1932年に設立した企業で、貴金属関連の事業を手掛ける。新規事業を始めたきっかけは、2013年に総務部の企画で、当時の室長が大好きだった「銀魂」にちなみ、同作のリバーシブルペンダントを「ジャンプフェスタ」で販売したことだ。そして今年の5月、新規事業としてコンテンツ部を開設し、本格的なキャラクターグッズの制作・販売に乗り出している。

 現在は、価格の帯を広げるため単価の安いTシャツなどを扱っているが、得意分野である貴金属を利用したアクセサリーを制作する企画もあるという。コミケでもTシャツを主力商品にしながらも、「Fate stay/night」の「干将・莫耶ペンダント」(1万4000円)を5個持ち込んで先行販売したところ、初日の4時間で売り切れた。

 コンテンツ部商品企画のチーフ・木原紅姫子さんは「商品製作にプラチナやゴールドを使うと、価格が高くなるのが悩みです」と話しながら、「ですが、いずれは、(自分が専門にしている)ダイヤモンドを使った商品も……」と意気込んでいる。今後は、ジャンプフェスタなど国内のエンタメ系イベントにも出展する予定だ。

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