染谷将太：実写版“るろ剣”コンビに白旗　「ミギーがいないと…」

　俳優の染谷将太さんが8日、東京・六本木ヒルズで行われた映画「バクマン。」（大根仁監督、10月3日公開）の完成披露試写会イベントに、ダブル主演の佐藤健さん、神木隆之介さんら主要キャストとともに登場。映画「寄生獣」で主演を務めた染谷さんは、同じマンガ原作の映画「るろうに剣心」の主人公・緋村剣心役で知られる佐藤さんと瀬田宗次郎役の神木さんと“バトルする”シーンがあるといい、「お二方（佐藤さんと神木さん）ともアクションがキレキレですごかった」と尊敬のまなざしを向けると、「オレ、（『寄生獣』に出てくるパラサイトの）ミギーがいないと何もできない……」と情けない発言で笑いを誘った。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　「バクマン。」は、映画化もされヒットしたマンガ「DEATH　NOTE（デスノート）」でコンビを組んだ原作・大場つぐみさん、作画・小畑健さんによるマンガが原作。週刊少年ジャンプ（集英社）で2008～12年に連載し、コミックス全20巻で累計発行部数1500万部を超えるヒットを記録して、10～13年に3シーズンにわたってアニメ化もされた。佐藤さん演じる絵が得意な高校生の真城最高（ましろ・もりたか）が、神木さん演じる秀才でマンガ原作作家志望の高木秋人（たかぎ・あきと）に誘われてコンビを組み、週刊少年ジャンプで連載する夢をかなえて二人三脚で奮闘するストーリー。　

　佐藤さんは今回の映画について「台本をもらった時点でこれは普通の映画じゃないなって思った。YouTubeのURLが入っていて……」と明かすと、神木さんも「撮影している間はどうなるか分からなかったけど、完成したのを見て唖然（あぜん）としました」と大根監督の映像表現に驚がくしたことを告白。さらに佐藤さんは「CGとバトルシーン」を改めて見どころに挙げ、「マンガを描くって一見、地味な作業なんだけど、マンガを描いている時の脳内ではすごいバトルをしていて、その脳内を視覚化するという画期的なアイデアは見どころです」とアピールしていた。

　イベントには染谷さん、佐藤さん、神木さん、大根監督、小松菜奈さん、山田孝之さんらが登場した。