人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーらがじゃんけん勝負を繰り広げる「第6回AKB48じゃんけん大会」が16日、横浜アリーナ(横浜市港北区)で行われ、AKB48チームKの藤田奈那さん(18)が優勝し、歓喜の涙を流した。大会後の会見で藤田さんは「まだ実感がわかない。すごく不安ですが、本当に大きなチャンスをいただいた」と率直な感想を語り、勝った瞬間の気持ちを聞かれると「やってしまったと。うわ、勝ってしまったなと」と苦笑混じりに振り返った。
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決勝戦までずっとグーで勝ち上がった藤田さんは「最後までそのグーに思いを託したいと思った」と回顧。中西智代梨さんとの決勝戦でも、グーを出し続け、6回あいこが続いたが、「何回もあいこが続いてくるうちに、ソロデビューというチャンスは二度と来ないかもしれないから、どうせここまで来たんなら、(デビューを)つかみたいと思ってパーに変えた。中西ちゃんが絶対に変えない感じがあったので、ここでパーを出したら勝てるなと思った」という。
優勝により、ソロデビューの権利を勝ち取ったが、売り上げのことを考えると「すごく不安」といい、「終わってから、みんなに買ってくださいってお願いした」と苦笑。どういう曲がいいかを聞かれると、「歌も好きですが、ダンスが一番好きなので、歌いつつダンスで見せる部分がある曲だったら、すごく自分らしさを出していけると思う」とアピールした。また、自身の魅力について「劇場公演のパフォーマンス。本当に劇場が大好きで、公演でのパフォーマンスは誰にも負けないと、そこだけは自信をもって5年間言い続けてきた。そこはこれからも変えずに一番アピールしていく」と語っていた。
AKB48の「じゃんけん大会」は、2010年から毎年開催され、今年で6回目。これまでに、内田眞由美さん、篠田麻里子さん、島崎遥香さん、松井珠理奈さん、渡辺美優紀さんが優勝し、歴代じゃんけん女王に輝いた。今回は「第6回AKB48グループ ソロシングル争奪じゃんけん大会in横浜アリーナ ~こんなところで、運なんか使っちゃうのかと思うかもしれないが、とりあえず、勝たなきゃしょうがないだろ?~」と題して行われ、本戦には108人のメンバーが参加。じゃんけんによる熱い戦いを会場に駆けつけた観客約1万2000人が見守った。
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