レベルファイブの日野晃博社長が17日、幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2015」で、「クリエーター兼経営者だからこそできたヒットコンテンツ創出」と題して基調講演をした。日野さんは「クリエーターの感性と経営者の判断は互いに対立しがちだが、両者を融合させることがヒットの秘訣(ひけつ)」と分析した。
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プログラマー出身で、グラフィック制作の経験もあり、ディレクターやプロデューサーを経て社長業を務める日野さんは、その経験のためクリエーターと経営者の双方の立場を理解しつつ、意思決定がすばやくできるという。日野さんは「ワンマン体制が永続できるとは思わないが、さまざまな課題解決に役立ってきたことも事実だ」と述べた。
出世作の「レイトン教授」はベストセラー「頭の体操」のゲーム化を予定していたが、商標権の問題で開発に時間がかかるとわかり、すぐにオリジナルのゲーム内容に変更したことを明かした。また「イナズマイレブン」では当初、アニメ業界のクリエーターと対立したが、原作者兼出資者という立場で乗りきったと語った。「妖怪ウォッチ」の制作で、ゲームだけでなくアニメの番組制作にかかわれたのも、トップダウンによる意思決定の速さが決め手の一つになったという。
「『レイトン教授』のヒットだけで終わりたくなかったので、1作ごとに真剣にヒットさせる方法を考えた」と語る日野さん。「妖怪ウォッチ」の北米展開や、新作「スナックワールド」の制作にも意欲を見せた。その上で経営者には「クリエーターを過保護にしないこと」、クリエーターには「経営者に理解してもらう努力を怠らないこと」と助言した。
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