上川隆也:冴羽りょうは「やってもやっても大きな存在」

11日に放送される「エンジェル・ハート」=日本テレビ提供
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11日に放送される「エンジェル・ハート」=日本テレビ提供

 「シティーハンター」などで知られる北条司さんの人気マンガを実写化した連続ドラマ「エンジェル・ハート」(日本テレビ系)の第1話放送を前に11日、主人公の冴羽りょうを演じる上川隆也さんがコメントを寄せた。「やってもやっても“冴羽りょう”は大きな存在。シーンごと、カットごとに『これは冴羽りょうっぽいのか、違うのか』と考えながら撮影に臨んでいます」と丁寧な役作りを明かしている。

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 「エンジェル・ハート」は、1985~91年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)に掲載された北条さんの人気マンガ「シティーハンター」の世界観を基に新たなパラレルワールドとして描いたマンガで、2001年に「週刊コミックバンチ」(新潮社)に連載。現在はセカンドシーズンが「月刊コミックゼノン」(徳間書店)に連載中。

 ドラマでは、一見、お調子者だが、実はすご腕のスイーパー(始末屋)のりょうを上川さんが演じるほか、不慮の事故で命を落とす相棒の槇村香を相武紗季さん、脳死状態の香から心臓を移植された台湾の秘密結社の暗殺者の香瑩(シャンイン)を三吉彩花さんがそれぞれ演じる。

 上川さんは、「今回は冴羽りょうのビジュアルイメージに近づけるために、時間を費やすことができました。そうした作業も含めて、まだまだ自分が役者として役に近づき演じていく、そのバリエーションを見つける機会を得られるんだということを再認識できました」とコメント。さらに「今は日々どうしたら“冴羽りょうという役柄になっていけるのか考えて過ごしていて、少なくとも前回の『花咲舞が黙ってない』が終わってから他の作品に取り組んでいる間も、この作品のことを考えない日はありませんでした」と役作りにかけてきた強い思いを告白した。さらに「とても刺激的ですし、楽しい作業です。こんなに精神的・肉体的にアクティブにいられることは、本当にありがたいと思います」と語っている。

 第1話について上川さんは「それぞれのキャラクターや、その関係性もわかる話となっています。アクションも盛りだくさんですし、もちろんコミカルなシーンも忘れられてはいません。まず第1話を、楽しんでご覧いただきたいと思います」とコメント。「いま僕の手元に届いている今後の台本も、原作のエピソードを反映したストーリーになっています。新たに『エンジェル・ハート』をご覧になっていただいた方はもちろん、原作ファンの方の期待にも応えられるハートフルな作品に仕上がりそうです」と手応えを明かしている。

 「エンジェル・ハート」第1話は30分拡大で、11日午後10時から放送。18日の第2話以降は毎週日曜午後10時半から放送される。

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