竹達彩奈:サードシーズン開幕 「今後の自分自身が楽しみ!」

シングル「Little*Lion*Heart」について語った竹達彩奈さん
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シングル「Little*Lion*Heart」について語った竹達彩奈さん

 声優として歌手として活躍する竹達彩奈さんが、約1年ぶりのシングル「Little*Lion*Heart」を4日にリリースした。本人もホー・ユイフォン役で出演するアニメ「ランス・アンド・マスクス」のエンディングテーマの表題曲と、竹達さん自身が作詞を手掛け、ロックバンド「カラスは真っ白」のシミズコウヘイさんが作曲・編曲を担当した「キミイロ モノローグ」を収録。このシングルでサードシーズンが開幕したという竹達さんに聞いた。

 ――「Little*Lion*Heart」は、アニメ「ランス・アンド・マスクス」のエンディングテーマですが、どんなことをテーマに作りましたか?

 「ランス・アンド・マスクス」は、登場人物みんなが誰かを守りたいと思って進んで行く物語です。主人公は騎士道精神にあふれ、私が演じているユイフォンちゃんは、自分のパーパとマーマを守りたいと思っていて。キャラクターみんなのそういう気持ちを集めた楽曲です。

 ――レコーディングのときは、どんなことを考えていましたか?

 自分自身もっと強くなりたい、愛犬のチョコや家族のこと、友達のこと、いろんな人のことを思って歌っていたと思います。自分自身もまだまだ子供な部分があるし、ダメな部分もたくさんありますけど、大人なのでしっかりしなくちゃという気持ちもありますし。きっと聴いてくださるみんなの中にも、どこかしら通じるところがあるはずだと思います。

 ――10月17日にソニックシティ(さいたま市大宮区)で開催されたイベント「アニタマ祭」で初歌唱披露したんですよね。

 初披露の曲は、毎回緊張します。しかもこのときは、振り付けが4日前に付いたんです。付くとは思ってなかったら焦ってしまって、半泣きになりながら練習しました。お陰さまで振り付けはうまくいったんですけど、安心した瞬間に歌詞を間違えてしまいました(笑い)。

 ――もう1曲の「キミイロ モノローグ」は、最初はフワフワした夢見がちな感じですが、途中で熱いギターサウンドに変化する面白い曲ですね。

 少女マンガのモノローグみたいな曲というテーマがあって。夜に好きな人のことを思って眠るという感じで、1番は静かに心臓の音だけ聴こえるイメージです。で、2番以降どんどん気持ちがあふれてくるみたいな感じ。その感情の頂点がDメロで、その後、すぐまた静かめになるんですけど、それが夢の中か現実か分からないまどろみの中という感じですね。私の中ではループしているイメージがあって、最後の歌詞からまた最初につながっていくみたいな。

 ――どうしてそういう曲にしたいと?

 今回のシングルから“竹達彩奈のサードシーズン”が始まったと思っています。サードシーズンは、アニソンというか二次元をテーマに作りたいと思っていて、まずは二次元=少女マンガをテーマにしたいと最初に決めていました。

 ――作詞は竹達さん自身が担当されましたが、どのように書いていったのですか。

 テーマが先に決まっていたので、「夜寝る前」とか「君」とか「笑顔」とか、キーワードを先に書き出して。それを元にアレンジと作詞を同時進行で、作曲・編曲のシミズくんと細かくやりとりしながら作っていきました。歌ってみたらちょっとキーが高かったので、メロディーラインを変えてもらったりとか、歌詞にこういう言葉を使いたいので、それを生かせるメロディーにしてくださいとか、いろいろな要望も聞いていただいて。今までで一番、自分が深く関わらせていただいた曲になりました。

 ――作曲・編曲のシミズコウヘイさんは「カラスは真っ白」というバンドのギタリストですが、どういういきさつで知り合ったのですか。

 もともと私のプロデューサーである沖井礼二さんが、シミズくんと仲がいいのでお名前とかお話は聞いていて。5月3日にニッポン放送「ミューコミ プラス」のイベントが日比谷野外大音楽堂(東京都千代田区)であったとき、会場で初めてお会いしました。それがご縁で、自分のバースデーイベントでもバックバンドでギターを弾いていただいて。せっかくなので一緒に音楽を作れたらいいですねということで、話が進んで今回のようなことになりました。

 ――アルバムではバンド「赤い公園」が参加していたりとか、参加アーティストが毎回いいツボを突いていますね。普段からいろんなバンドをチェックされているんですか。

 実はチェックしているんです(笑い)。実現するかどうかは別にして、曲を書いてほしい方はたくさんいますよ。最近は、パスピエさんとか米津玄師さんとかをよく聴いていますね。

 ――竹達さんのサードシーズンでは、今後どんな活動をしていきたいと思っていますか。

 自分の中から生み出して、発信していけるものをどんどん作りたいと思っています。以前は作家さんが曲を上げてくださって、その時点でアレンジも完成していて。それに対して私が歌詞を書いたり、作家さんが作詞をしてくださったりというやり方でした。やっぱりそういうやり方だと、作家さんの作ってくださった世界になじんでいくのに、どうしても時間がかかってしまうんです。でも今回は、自分が考えた世界観に沿って曲を作っていただいたので、歌ったときも感情が入りやすかったです。曲作りをしている実感もあったし、作業も本当に楽しかったです。そうやって、自分の作品としてより心を込めて作っていけるのがステキだなと思っています。3年くらい前に音楽活動を始めたとき、いつか自分で作った曲を歌いたいという話をしたんですけれど、それがこうして少しずつ形になってきているのが本当にうれしいです。

 ――今のような気持ちになれたのは、何かきっかけがあったのですか。

 心にゆとりが生まれたというのが、大きいかもしれませんね。慣れたとは違うんですけど、前は曲を覚えて歌うことだけで精いっぱいでしたから。余裕のようなものが生まれ、あれもやってみたいこれもやってみたいと思うようになりました。いろんな人とコラボしたり、自分の言葉で伝えたり、いろんな形でいろんな表現を自分のスピードでやっていけたらと思っています。そういう意味では、今後の自分自身が楽しみです!

 <プロフィル>

 6月23日生まれ、埼玉県出身。2005年に声優デビューし、「けいおん!」の中野梓役や「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の高坂桐乃役などで人気となる。12年にシングル「Sinfonia! Sinfonia!!!」でソロデビューし、これまでに7枚のシングルと「Colore Serenata」など2枚のアルバムをリリース。13年からは、声優の悠木碧さんとユニット“petit milady”を結成して活動。12月13日に東京で、12月23日に大阪で、「Little*Lion*Heart」発売記念イベントを開催する。

 (取材・文・撮影/榑林史章)

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