天空の城ラピュタ:またまた放送15回目 「宮崎駿は知らない」バルス祭りの行方

15日に放送される「天空の城ラピュタ」(C)1986 二馬力・G
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15日に放送される「天空の城ラピュタ」(C)1986 二馬力・G

 宮崎駿監督の名作アニメ「天空の城ラピュタ」が15日、日本テレビの「金曜ロードSHOW!」(午後9時~同11時34分)で放送される。同アニメの放送時には近年、視聴者が劇中に合わせて滅びの言葉「バルス」をSNSや掲示板に一斉に書き込む“バルス祭り”が巻き起こることが恒例となっており、14回目となる前回の放送では、ツイッターの世界最高記録を大幅に更新し、18.5%(以下ビデオリサーチ調べ、関東地区)の高視聴率を記録しており、今回も話題を呼びそうだ。

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 2013年8月の前回放送時は、毎秒14万3199ツイートと、11年12月の前々回放送時の毎秒2万5088ツイートの6倍近いツイート数で、13年1月の「あけおめ」ツイートで樹立された毎秒3万3388ツイートを上回り、世界記録を更新した。

 今回、NTTデータが15日午後5時から“バルス祭り”のツイート全量をリアルタイムで計測し、実況中継することを発表。また、動画サイトの「ニコニコ動画」では、15日午後8時半から「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマを歌う歌手の井上あずみさんらが出演する実況番組「スタジオジブリ作品『天空の城ラピュタ』をみんなで一緒に見よう」を放送する。

 なおこうした“バルス祭り”について、今回スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーに聞いてみると、当の宮崎監督は知らないことが分かった。「僕も周囲も本人に言っていない。ニュースも見ないし、新聞も読まない。情報から(自分を)遠ざけたいのかもしれない」と話している。

 「天空の城ラピュタ」は、86年に公開された劇場版アニメ。鉱山の町で働く少年・パズーは、青い石のペンダントをした少女シータが目の前に落ちてきたことをきっかけに、空に浮かぶという伝説の城「ラピュタ」を探し求める冒険の旅に出る……というストーリー。テレビでは88年からこれまで14回放送され、89年7月放送の22.6%を最高に、過去6回で平均視聴率20%超えを記録。バルス祭りが話題を呼んだ前回放送では平均視聴率18.5%と、前々回の15.9%を上回る視聴率を記録している。

 「金曜ロードSHOW! 天空の城ラピュタ」は15日午後9時から放送。

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