葬送のフリーレン 第2期
第32話 誰かの故郷
2月6日(金)放送分
作家の大崎善生さんの実在した将棋棋士を描いたデビュー作「聖の青春」(角川文庫、講談社文庫)が実写映画化され、俳優の松山ケンイチさんが主演を務めることが3日、明らかになった。松山さんは幼少の頃から腎臓の難病「ネフローゼ」を患い1998年に29歳で亡くなったプロ棋士・村山聖(さとし)を演じる。体重を増量し、東京の将棋会館に通うなどして役作りをしているという松山さんは「命を燃やしている方。その激しさに魅せられました」と村山の印象を語り、「全身全霊を懸けても足りない役だと思いました。そういう仕事は大好きです」とオファーを受けた心境を明かした。映画は今年秋に公開予定。
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「聖の青春」は、大崎さんのノンフィクション小説のデビュー作で、難病を抱えながらも将棋に打ち込み、「東の羽生、西の村山」と称されるなどプロ棋士の羽生善治名人のライバルとして活躍した村山九段の生涯が描かれた作品。将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して将棋に打ち込んでいた村山六段(当時)は、「ネフローゼ」という腎臓の難病を抱えていることを理由に故郷・広島の両親に反対されながら、師匠の元を離れて上京する。爪や髪が伸び放題で先輩にも食ってかかる村山に周囲はあきれつつも支え、村山はタイトル5冠を達成した羽生をライバル視しながら快進撃を続けるが、そんな中、体にがんが見つかり……という内容。「宇宙兄弟」(2012年)などの森義隆監督がメガホンをとる。
松山さんは役作りについて「病を背負われているので内面が一番難しいです」と語った。また、作品の魅力については「“ヒロイン”が羽生善治さんという硬派な作品です。将棋が好きな方はもちろん、人生をつまらなく感じている方も、何かに夢中になっている方でも、こんな人間がいたんだと魅(ひ)かれる作品です。“村山聖”は必ず見る人の心に何かを残します」とコメントを寄せている。
原作者の大崎さんは「はじめて松山ケンイチさんとお会いしたとき(※撮影が始まった頃)、村山聖さんに似ているのに驚いた。体重を増やして役に備えたという」と松山さんの印象を明かし、「右手の爪は村山をまねて長く伸びていた。森さん(師匠の森信雄七段)がいたら、『村山君、こんなに長い間どこにいっとったんや』と手をさすったかもしれない。私も酔っぱらっていれば昔のようにほっぺたを軽くつまんでいただろう。意志の強そうな瞳。内面からにじみ出てくるような自然なユーモラス。そして人へ対する好奇心、優しさ。17年ぶりに村山くんがいた」と熱いコメントを寄せている。
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