注目映画紹介:「コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ』」 運命のたどり着く先は

「コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ』」のビジュアル (C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST
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「コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ』」のビジュアル (C)SUNRISE/PROJECT G-AKITO Character Design (C)2006-2011 CLAMP・ST

 人気アニメの劇場版アニメ最新作「コードギアス 亡国のアキト 最終章『愛シキモノタチヘ』」(赤根和樹監督)が6日に公開される。「コードギアス」は、2006~07年に「反逆のルルーシュ」、08年に続編の「反逆のルルーシュ R2」が放送され、人気を博したシリーズ。映画は新たな主人公・日向アキトがブリタニア帝国に戦いを挑む姿を描く。最終章となる今作では、アキトが駆るナイトメアフレーム「Type-01」の強化機体「アレクサンダ・リベルテ」も登場し、白熱する最後の戦いが展開されるとともに運命の秘密がひもとかれていく。

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 シン・ヒュウガ・シャイング(声・松風雅也さん)のギアスが暴走する中、アキト(声・入野自由さん)は兄との最後の戦いを決意する。成瀬ユキヤ(声・松岡禎丞さん)が放った爆弾でユーロ・ブリタニア軍を3分の1に減らすことができた。ヴァイスボルフ城を包囲されたwZERO部隊が不利な状況は変わらなかったが、敵だったアシュレイ・アシュラ(声・寺島拓篤さん)が新たな仲間に加わる。そしてアキトは最後の戦いを前に、自らの髪を切り、レイラ・マルカル(声・坂本真綾さん)に渡し……というストーリー。

 当初は4部作で完結を迎えるはずだった「コードギアス 亡国のアキト」だが、ボリューム&密度アップで製作中に第5章が作られることが決まるなど、ストーリーはかなりの盛り上がりを見せている。今作も1章分の物語が増えたわけではなく、濃厚で熱い展開で楽しませてくれる。次第に白熱していく戦いの中、新たな機体も登場。最終章にして新機体というのは少々もったいない気もするが、最後の戦いを彩るにふさわしいデザインと活躍ぶりは必見だ。戦いの決着だけではなく、シンの暴走劇の行方やワイヴァン隊の行く末、そしてアキトとレイラの関係性などドラマ部分の結末部分にも注目だ。見た人の受け取り方にもよるとは思うが、期待を裏切らない完成度だ。6日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

 <プロフィル>

 えんどう・まさき=アニメやマンガ、音楽にゲームなど、ジャンルを問わず活動するフリーの編集者・ライター。イラストレーターやフォトショップはもちろん、インタビュー、撮影もオーケーと、どこへでも行き、なんでもこなす、吉川晃司さんをこよなく愛する自称“業界の便利屋”。

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