Prizmmy☆:八王子Pと「プリパラ」ED語る ミニアルバムは“デジタリアル”で新境地

24日にミニアルバム「LOVE TROOPER」を発売する「Prizmmy☆」とタイトル曲のプロデュースを担当した八王子Pさん
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24日にミニアルバム「LOVE TROOPER」を発売する「Prizmmy☆」とタイトル曲のプロデュースを担当した八王子Pさん

 4人組ガールズダンス&ボーカルユニット「Prizmmy☆(プリズミー)」のミニアルバム「LOVE TROOPER」が24日、発売される。タイトル曲は人気アニメ「プリパラ」のエンディングテーマで、音声合成ソフト「ボーカロイド」で楽曲を制作している“ボカロP”としても知られる八王子Pさんがプロデュースを担当。“デジタリアル”というコンセプトを掲げて制作されたというミニアルバムについてメンバーと八王子Pさんに聞いた。

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 ◇強みのダンスを生かした楽曲に

 Prizmmy☆がアルバム制作にあたってコンセプトとした“デジタリアル”とは、デジタルとリアルが融合したものという意味だといい、メンバーは「2.5次元のようなもの」と説明する。2.5次元は、アニメなどの2次元と現実世界の3次元の融合という意味で、八王子Pさんは「2.5次元といっても、人によって想像するものが違うので表現が難しい。例えば『LOVE TROOPER』の1曲だけで、これがデジタリアル……というのではなく、この曲をPrizmmy☆がやろうとしているデジタリアルの第1章と考えました。メンバーと話をしながらコンセプトを決めていった。『プリパラ』は可愛いキャラクターが出てくるけれど、攻撃的な曲。ミスマッチなものにあえて挑戦した」と語る。

 八王子Pさんはメンバーや振り付け担当とミーティングをしながら、ダンスのコンセプトを含めて楽曲のイメージを膨らませていったという。八王子Pさんにとって、振り付け担当を交えて、楽曲を制作するのは「珍しいこと」というが、「Prizmmy☆の魅力は一番にダンスがある」という思いから、ダンスのことも考慮しながら、楽曲を制作したようだ。

 八王子Pさんは人気ボカロPとしても知られているが、ボカロを使わない楽曲制作について「ボカロで曲を作るのと根本的には変わらない。人間にはそれぞれバックボーンがあるので、それを考える。もちろん、ボカロにもバックボーンがありますが……。今回もメンバーが楽しんでやれることを考えました」と話し、Prizmmy☆の強みであるダンスを生かした楽曲制作を目指したという。また、メンバーとのミーティングについて「普段、中高生と話をすることはないので、会話が楽曲のヒントになっています」と明かす。

 ◇今までにないPrizmmy☆に

 メンバーのかりん(髙橋果鈴)さんは、八王子Pさんが制作した楽曲について「今までにないPrizmmy☆になっている!」と喜ぶ。また、ミニアルバムはPrizmmy☆にとって約1年ぶりのCDのリリースとなり、みあ(日下部美愛)さんは「1年前に比べて成長しているところもあります」と自信を見せる。約1年、CDのリリースはなかったものの、ひな(宮崎妃夏)さんが「個々の活動もあって、それぞれレベルアップしてきた。それに、ダンスがそろうようになるなど成長しています」と話すように、一回り成長した姿を見ることができる。

 Prizmmy☆は、「プリパラ」の前身である「プリティーリズム」シリーズから関わり、「プリパラ」では初代と3代目のエンディングテーマも担当してきた。「プリパラ」は小学生女児だけではなく、アニメファンからも人気を集めており、ひなさんは「クラスの子に『妹が見ているよ!』といわれる」、みあさんは「大きなイベントに出させていただく機会も多くて、うれしいです!」とアニメとともにエンディング曲も人気になっていることを喜ぶ。

 ◇メンバーの可愛らしい素顔は…

 Prizmmy☆は、れいな(久保玲奈)さんとみあさんが高校1年生、かりんさんとひなさんが中学3年生だ。みあさんは「高校生になっていないけれど、あんまり変わっていない。握手会は大丈夫なのですが、人見知りなんです。服を買いに行って、店員さんから話しかけられるのが苦手だったり……」、れいなさんは「高校生になって休み時間に外で遊ばなくなった……」などダンスは大人顔負けだが、等身大の可愛らしい素顔を見せる。

 今後の目標を聞くと、れいなさんは「4人でバック転ができるようになること! ダンスにも取り入れたい」と笑顔で話していた。成長し続ける4人の今後の活動に期待だ。

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