女優の倉科カナさんが27日、東京都内で行われた映画「珍遊記」(山口雄大監督)の初日舞台あいさつに主演の松山ケンイチさんら主要キャストとともに登場。特殊メークで僧の玄奘(げんじょう)になりきり、下ネタも連発している倉科さんは、続編への出演を聞かれると「やりません」と即答し、会場の笑いを誘った。
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倉科さんは「松山さんが『バトルスーツをカナちゃんが着ないと、(続編は)やらない』って言っていて。バトルスーツは着る必要ないじゃないですか」と理由を説明。一方、松山さんは「玄奘って見ていただくと分かると思うんですが、あの衣装のせいで動きが制限されている。次やるとしたら(役としての)色を変えないといけないと思うし、抜群のプロポーションを持っているわけだから」とにやり。共演者たちから「玄奘は素っ裸でやればいいんじゃないですかね」との声も上がると、松山さんは「カナちゃん次第ですよね」と、半ば開き直ってみせた。
映画は、1990年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫☆画太郎さんのギャグマンガ「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」が原作。天竺(てんじく)を目指す玄奘は偶然立ち寄った家の“じじい”と“ばばあ”に頼まれ、天下の不良少年・山田太郎の妖力を封印にすることに成功。そして玄奘は、いやいやながらも太郎を引き取り、ともに旅をすることになる……というストーリー。
舞台あいさつには太郎への復讐に燃える龍翔役の溝端淳平さん、太郎の変身前を演じた「電気グルーヴ」のピエール瀧さん、じじい役の田山涼成さんや、温水洋一さん、脚本を手がけたお笑いトリオ「鬼ヶ島」のおおかわらさん、松原秀さんも登場した。
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