ピン芸人日本一を決める「R－1ぐらんぷり2016」の決勝戦が6日、フジテレビ系で生放送され、ハリウッドザコシショウさんが14代目のR－1王者に輝き、賞金500万円とピン芸ナンバーワンの称号を手にした。初優勝で過去最多の3786人の頂点に立ったハリウッドザコシショウさんは「よっしゃー！」と叫び、両手を高々と掲げてうっすらと涙ぐみながら感慨深げな表情を浮かべた。

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　この日の決勝には、エハラマサヒロさん、小島よしおさん、シャンプーハットこいでさん、ハリウッドザコシショウさん、おいでやす小田さん、横澤夏子さん、厚切りジェイソンさん、ゆりやんレトリィバァさん、とにかく明るい安村さんの9人と、敗者復活ステージ3位のサンシャイン池崎さん、2位のルシファー吉岡さん、1位のマツモトクラブさんを加えた計12人が出場し、3ブロックに分かれて激突。小島よしおさん、ハリウッドザコシショウさん、ゆりやんレトリィバァさんが勝ち抜き、ファイナルステージでそれぞれネタを披露した。

　「R－1ぐらんぷり」は02年にスタートし、今回で14回目。優勝賞金500万円を懸けて、プロアマ問わず一人話芸の面白さ日本一を競う。過去には浅越ゴエさん、博多華丸さん、なだぎ武さん、あべこうじさんら、前回はサッカー日本代表の本田圭佑選手のものまねネタを披露したじゅんいちダビッドソンさんが優勝。過去最多の3786人がエントリーした今回は、優勝したハリウッドザコシショウさんには賞金500万円のほか、副賞としてニューカレドニア旅行、全国ネットの冠番組が贈られる。

　ハリウッドザコシショウさんは1974年2月13日生まれ、静岡県出身。SMA所属の芸歴24年目。R－1ぐらんぷりには、2005年の第3回から昨年の第14回まで連続出場しているが、最高でも3回戦止まり。初の決勝進出となった今回は、1本目ではパンツ一丁で、お笑い芸人のキンタロー。さんや「オリエンタルラジオ」、“誇張しすぎた野々村県議”らのものまねを披露。ファイナルステージでも同じ“裸芸”で、森進一さんや木村拓哉さん、長渕剛さん、「日本昔話」などの全く似てないものまねを次々と披露して、会場の爆笑をさらった。