注目アニメ紹介:「ジョーカー・ゲーム」 柳広司の人気ミステリーが原作 スパイの若者が暗躍

「ジョーカー・ゲーム」のビジュアル(c)柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT
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「ジョーカー・ゲーム」のビジュアル(c)柳広司・KADOKAWA/JOKER GAME ANIMATION PROJECT

 柳広司さんのミステリー小説が原作のテレビアニメ「ジョーカー・ゲーム」が5日から順次、スタートする。世界大戦の火種がくすぶるなか、スパイ養成機関の若者たちが世界各地で暗躍する姿を描く。

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 戦争前夜ともいえる昭和12年秋、帝国陸軍の結城中佐は秘密裏にスパイ養成部門・D機関を設立する。生え抜きの軍人を尊ぶ陸軍の風潮に反し、機関員として選ばれたのは一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然と潜り抜けた若者たちだった。“魔王”の異名を取る結城中佐のもと、彼らは爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法はもちろん、スリや金庫破りまであらゆる技術を身につけ、任地に旅立っていく。

 目立ってはいけないスパイにとって、自決と殺人は最悪の選択肢だ。「死ぬな、殺すな」という信条が、陸軍中枢部から猛反発を受けながら、任務を帯びて暗躍する。彼らは互いの素性を知らないまま、敵の裏をかき、時には味方さえ欺く。各国の思惑が入り乱れる第二次世界大戦前の時代を舞台に、虚々実々の駆け引きが描かれる。

 「機動戦士ガンダムZZ」などの堀内賢雄さんが結城中佐を演じるほか、声優として下野紘さんや木村良平さん、細谷佳正さん、森川智之さん、梶裕貴さんらが出演。「攻殻機動隊」シリーズなどのProduction I.Gがアニメを制作する。放送はTOKYO MX、MBSほか。

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