萩尾望都:デビュー47年で初のマンガ原作 「天使かもしれない」連載開始

萩尾望都さんが初めて原作を担当したマンガ「天使かもしれない」の扉絵=集英社提供
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萩尾望都さんが初めて原作を担当したマンガ「天使かもしれない」の扉絵=集英社提供

 「ポーの一族」や「トーマの心臓」などで知られるマンガ家の萩尾望都さん原作のマンガ「天使かもしれない」の連載が、15日発売の月刊マンガ誌「YOU」で始まった。萩尾さんは、デビュー47年で初めて原作を担当しており、「ハギオモト」として新分野に挑む。

ウナギノボリ

 第1話「黒いうわばき」では、中学校に北海道から来た転校生・羽生拓郎が自己紹介する場面から始まる。クラスメートの1人は、拓郎の履いていた黒いうわばきを見ていると、一瞬宙に浮いていたように見えて驚くというストーリーだ。作画は「甘美で残酷なグリム童話」の波多野裕さんが担当する。

 萩尾さんは、1969年に「ルルとミミ」でデビュー。「地球(テラ)へ…」の竹宮恵子さんらと共に、1970年代を中心に少女マンガに新しい作風を持ち込んで進化させた世代「24年組」として活躍したことでも知られている。2012年には紫綬褒章を受章した。

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