ドラゴンボールDAIMA
第11話 デンセツ
12月23日(月)放送分
女性を中心に人気を集めたテレビアニメ「おそ松さん」の放送が終了してから約1カ月がたった。放送終了後、SNSなどに悲しむ声を発信するなど“松ロス”を自称するファンが続出している。“松ロス”ファンはどうやって寂しさを紛らわせているのか? どこに向かっているのか? ファンの声を聞いた。
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「おそ松さん」は、赤塚不二夫さんのマンガ「おそ松くん」を約27年ぶりにテレビアニメ化。昨年10月~今年3月に放送され、おそ松ら六つ子が成長して大人になった姿が描かれた。櫻井孝宏さんや神谷浩史さんら人気声優が六つ子を演じ、過激なギャグやパロディー描写などが女性アニメファンを中心に人気を集めた。映像ソフトやグッズの売り上げも好調で、表紙を飾ったアニメ雑誌が重版されるなどブームとなった。
人気アニメが終了すると、“ロス”や“難民”などとなるファンが続出する現象は、これまでも「ご注文はうさぎですか?」の“ごちうさロス”や「のんのんびより」の“のんのんロス”などがあった。アニメが最終回を迎えたにもかかわらず、かつて放送していた時間になると、存在しない物語の続きについて、“架空の実況”をツイッターでつぶやき、寂しさを紛らわす……というファンの存在が話題になることがある。「おそ松さん」も終了後、ツイッターで“架空の実況”が見られ、終了したことを受け入れられないファンがいるようだ。
“松ロス”のファンの声を聞いてみると、“一松推し”という20代の会社員女性は「(テレビ東京で放送されていた)月曜日の夜の楽しみがなくなってしまった……」と寂しそうな様子。一方で「新グッズがどんどん発売されているので、終わったという感じがしない」とも話す。「おそ松さん」は大ヒットしたこともあり、放送終了後もグッズが続々と発売されたり、コラボも盛んに行われている。また、アニメグッズ専門店では「おそ松さん」コーナーが大々的に展開されている。ファンはグッズを集めるのに夢中で、まだまだ熱が冷めていないようだ。
深夜アニメは近年、毎クール30本以上の新作が放送されている。“松ロス”の20~30代の女性ファンに“ポストおそ松さん”となりそうな作品について聞いてみると「坂本ですが?」「文豪ストレイドッグス」などのタイトルが挙がった。「坂本ですが?」は、クールすぎる男子高校生・坂本が主人公で、イケメンな坂本が繰り広げるシュールなギャグが人気。「文豪ストレイドッグス」は中島敦や太宰治ら名だたる文豪が“イケメン化”して登場するアニメ。いずれの作品もキャラが「可愛い」「格好いい」などと人気なようだ。
一方で「『おそ松さん』にポストや代わりはない」という声も多く、ファンの心の隙間(すきま)を埋めるのは難しいようだ。““チョロ松推し”という30代の会社員女性が「ここまでヒットした作品だから、第2期があると信じている」と話すように、第2期を期待しているファンも多いが、今のところ第2期は発表されていない。松ロス”を解消できるのは「おそ松さん」だけなのかもしれない。第2期の制作が期待される。
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