女優の剛力彩芽さんが「看護の日」PR大使に任命され、8日に東京都内で行われた「第6回忘れられない看護エピソード」の表彰式に出席。最優秀作品を朗読した剛力さんは「朗読は初めて。すごく緊張しました」と振り返り、「お芝居とは違うので、どういうふうに感情を入れたらいいのか(悩んだ)」と心境を明かした。
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「看護の日」である5月12日は、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に制定。同日を含む日曜日から土曜日までを「看護週間」(今年は8~14日)とし、毎年、厚生労働省と日本看護協会が中心となって全国各地で看護に関係したイベントや活動が実施されている。
「忘れられない看護エピソード」は、その中央行事で、今年で6回目。看護の現場で体験した心温まるエピソードを募集し、入賞作品を表彰するもので、今回は3305作品が集まった。剛力さんは、最優秀作品に選ばれた二つの感動的なエピソードを涙をこらえながら朗読し、会場からはすすり泣く声や大きな拍手が送られた。
現在、主演ドラマ「ドクターカー」(読売テレビ・日本テレビ系)で医師を演じている剛力さんは「ドラマを通じて、医療を身近に感じています。PR大使として、看護の心を広めていけたら」と意気込み。また、自身の姉が昨年、看護師になったといい、「話を聞いていると、つらい現場ではあるけれど、温かい気持ちになることの方が多いんだろうなって。姉を通して、心に寄り添う仕事だということを感じています」と話していた。
一方、先ごろ起きた熊本地震での看護や救助体制について報道陣から聞かれると、「正直言って私は実際の医療に触れているわけではないので……」ともどかしそうに語りつつ、「一人でも多くの人に発信するのが私の役目。PR大使として何かできることがあれば、微力ですがやっていきたいと思います」と話していた。