アイドルグループ「Kis－My－Ft2（キスマイフットツー）」の藤ケ谷太輔さんと俳優の窪田正孝さんが12日、東京都内で行われたダブル主演映画「MARS（マース）～ただ、君を愛してる～」（耶雲哉治監督）の完成披露試写会に出席。2人が人工呼吸をするシーンを振り返った藤ケ谷さんは「（窪田さんと）計30回弱キスをしました」と撮影時のエピソードを明かした。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　「MARS」は、1996～2000年に少女マンガ誌「別冊フレンド」（講談社）で連載された惣領冬実さんの人気恋愛マンガが原作で、複雑な過去を抱え刹那（せつな）的に生きる樫野零（藤ケ谷さん）と、過去のトラウマから心を閉ざし孤立に生きる麻生キラ（飯豊まりえさん）、零に特別な感情と強い執着を抱く桐島牧生（窪田さん）の運命を描いたラブストーリー。1～3月には日本テレビで連続ドラマ化もされており、映画ではその半年後が描かれる。

　人工呼吸のシーンはドラマ版で登場し、今回の映画でも流れるといい、藤ケ谷さんは「皆さん、ドラマ見ました？　びっくりしたでしょ？　もはや人工呼吸じゃないじゃんみたいな感じでしたけど」と振り返りつつ、「1回撮って、別の角度から撮ったりするので、1回で十何回（人工呼吸を）したんですよ。で、次の日、『別のアングルも』と言うので、計30回弱キスをしました」と説明。衝撃の告白に会場がざわつく中、藤ケ谷さんは「最初、“樫野零”的にはキラの方だったんですが、30回もキスされたら、だんだんこっち（窪田さん）にいっちゃう。唇から持っていかれました」と語っていた。

　藤ケ谷さんと窪田さんは今回が3回目の共演といい、2人はステージ上でも、ひそひそ話をするなど仲むつまじげな様子。映画のタイトルにかけ、「究極に愛しているもの」を聞かれた窪田さんは「僕はただ樫野零を愛しています」と藤ケ谷さんが演じたキャラクターの名を挙げ、「（劇中で）人工呼吸をさせていただいた仲なので。太輔君の唇の柔らかさは僕しか知らない。これだけは誰にも負けない自信があります」と告白。藤ケ谷さんも「僕はただ牧生を愛しています」と“相思相愛”なところを見せ、会場を盛り上げていた。

　舞台あいさつには、飯豊さん、山崎紘菜さんや稲葉友さん、耶雲監督も登場。映画は6月18日公開。