アニメ1週間:ぶりぶりざえもんが16年ぶり登場 「遊☆戯☆王」の「大喝采!上映」が満員に

ぶりぶりざえもんが登場したアニメ「クレヨンしんちゃん」の一場面(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
1 / 1
ぶりぶりざえもんが登場したアニメ「クレヨンしんちゃん」の一場面(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

 1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。今回(8~14日)は、「クレヨンしんちゃん」の人気キャラクター・ぶりぶりざえもんが約16年ぶりにせりふ付きで登場した話題や「遊☆戯☆王」の劇場版アニメの「大喝采!上映」が実施され、劇場が満員となったニュースなどが注目された。

ウナギノボリ

 9日、「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気ギャグマンガ「斉木楠雄のΨ難(さいきくすおのサイなん)」がテレビアニメ化され、7月に放送がスタートすることが明らかになった。同日発売の同誌23号で発表された。朝の子供向けバラエティー番組「おはスタ」(テレビ東京系)内のほか、深夜にもテレビ東京ほかで放送される異例の“W(ダブル)放送”となる。主人公・斉木楠雄の声優を神谷浩史さんが務めるほか、小野大輔さんが燃堂力、島崎信長さんが海藤瞬、岩田光央さんが斉木國春、愛河里花子さんが斉木久留美を演じる。

 9日、「ドラゴンボール」の新作「ドラゴンボール超(スーパー)」(フジテレビ系)の新章「“未来”トランクス編」が6月12日にスタートすることが明らかになった。原作者の鳥山明さんが原作・ストーリー・キャラクター原案を担当し、第6宇宙との格闘試合を終えた悟空たちのもとに、セルを倒し、平和をつかんだはずのトランクスが再び未来からやってくる……という展開になる。ゴクウブラックという強敵も登場するという。

 10日に発表されたオリコン週間アルバムランキング(16日付)によると、声優で歌手の楠田亜衣奈さんの2枚目のアルバム「Next Brilliant Wave」(4日発売)が発売初週に約9000枚を売り上げ、3位にランクインした。楠田さんはアニメやゲームなどが人気の「ラブライブ!」の東條希役で知られる声優で、昨年10月に発売された初のアルバム「First Sweet Wave」の発売初週売り上げの約8000枚を上回り、自己最高の記録となった。同ランキングの順位も前作の5位を上回った。

 12日、「七つの大罪」のスペシャル版「七つの大罪 聖戦の予兆(しるし)」が、8月28日からMBS・TBS系の日曜午後5時の“日5枠”で4週連続で放送されることが分かった。原作者の鈴木央さんによる書き下ろしの完全新作エピソードで、テレビアニメ第1期の最終話の王国誕生祭からのつかの間の日々が描かれ、メインキャラクターが続々と登場する。

 13日に放送された「クレヨンしんちゃん」(テレビ朝日系)で、ブタをモチーフにした人気キャラクター・ぶりぶりざえもんが約16年ぶりにせりふ付きで登場した。ぶりぶりざえもんは、声優を務めていた塩沢兼人さんが2000年に亡くなって以降、せりふなしで登場したことはあったが、しゃべるのは16年ぶり。「進撃の巨人」のリヴァイ兵長役などで知られる神谷浩史さんが声優を務めた。20日の放送にも登場する。

 13日、「遊☆戯☆王」の劇場版アニメ「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」(桑原智監督)の初の「大喝采!上映」が、新宿バルト9(東京都新宿区)で実施された。本来、音を立てるのがご法度とされる映画館で、コスプレ姿での入場や上映中に声援を送ったり、サイリウムを振りながら参加できる上映会で、チケットが10日に発売され、約450枚が即完売するほどの人気となった。劇場は、女性を中心としたファンで満員となり、劇中でデュエル(カードバトル)シーンになると、観客がサイリウムを振りながら「頑張れ!」などとキャラクタ-を“応援”し、劇場が熱気に包まれた。

 「大喝采!上映」はこの日、新宿バルト9のほか、梅田ブルク7(大阪市北区)、109シネマズ名古屋(名古屋市中村区)、T・ジョイ博多(福岡市博多区)、札幌シネマフロンティア(札幌市中央区)など9劇場で開催され、すべての会場でチケットが完売。計約2800人が参加した。関係者は「大喝采!上映」について「今後の実施については未定だが、前向きに検討していきたい」と話している。

アニメ 最新記事