俳優の佐藤浩市さんが11日、東京都内で行われた主演映画「64-ロクヨン-後編」(瀬々敬久監督)の公開初日舞台あいさつに出席。佐藤さんは同作PRのため、テレビや雑誌、地方キャンペーンなどで約200件以上の取材に応じたといい、「区切りを迎えやっとここまでくることができました。僕らの一つの仕事が終わりました」と、後編の公開日を迎えて感無量の様子だった。
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PRの効果もあり、5月7日の前編公開から6月7日までに、約119万人を動員し、約14億6000万円の興行収入を突破。共演した綾野剛さんや榮倉奈々さんらが応じた取材も含めると、200をはるかに超えるというが、担当者によると「お1人で映画のPRのためにそれだけの数の取材をお受けになることは異例」と話している。
佐藤さんは舞台あいさつで 「こんな大きな場所でごあいさつできるのは、前編が多少ヒットしたから……」と謙虚な姿勢を見せ、司会者から「佐藤さん、“多少”ではなくかなりヒットしています!」と伝えられると、「失礼しました。ヒットしています!」と照れ笑いし喜んでいた。
また、「昨日は(佐藤)浩市さんとテレビで電波ジャックした」という瑛太さんは、佐藤さんを「お疲れ様でした」と労い、「いろんな人の力添えがあって映画が届けられるんだなと深く感じることができた」としみじみ語っていた。
映画は横山秀夫さんの同名小説が原作。昭和64(1989)年1月に起きた“ロクヨン”と呼ばれる誘拐殺人事件の時効が近づく中、平成14(2002)年にロクヨンを模倣した事件が発生する……というストーリー。後編では「ロクヨン」を模倣した誘拐事件の捜査がいよいよ佳境に入るとともに、前編を見ながら浮かんだ疑問の数々が回収される。前編は現在も公開中。
舞台あいさつには、綾野さん、榮倉さん、坂口健太郎さん、窪田正孝さん、夏川結衣さん、永瀬正敏さん、三浦友和さん、 緒形直人さん、滝藤賢一さん、吉岡秀隆さん、横山さん、瀬々監督が出席した。
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