三浦友和:“最悪”の父親役で「好感度なくした」とガックリ

映画「葛城事件」の初日舞台あいさつで、批評が掲載された新聞を手に語る三浦友和さん
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映画「葛城事件」の初日舞台あいさつで、批評が掲載された新聞を手に語る三浦友和さん

 俳優の三浦友和さんが18日、東京都内で行われた主演映画「葛城事件」(赤堀雅秋監督)の初日舞台あいさつに出席。“最悪”の父親役を演じた三浦さんは「こういう映画の上映後に出てくるのはどうしていいか分からない。お帰りになった方はいらっしゃらなかったのでよかった……」と恐縮。明日に迫る父の日にちなんでコメントを求められると「芸能人として、好感度はなくしましたね」とガックリと肩を落として、会場の笑いを誘った。

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 「葛城事件」は、2013年に劇団「THE SHAMPOO HAT」で公演された同名舞台を映画化した作品で、抑圧的に家族を支配する父親がきっかけで、普通に見えていた家族が崩壊していき、次男が無差別殺傷事件を起こしてしまう……というストーリー。この日の舞台あいさつには、三浦さんのほか、新井浩文さん、若葉竜也さん、田中麗奈さん、赤堀監督も出席した。

 三浦さんは、最初のあいさつで17日付の新聞夕刊を取り出し「試写会の感想がある。『邦画史上類を見ない家庭崩壊映画』、『二度と見たくない名作』、『血の気が引くくらいえぐい』……」と読み上げつつ、「全国でたくさんやっていないので、皆さんのお力を、ぜひ」と遠慮がちにアピールすると、新井さんも「変な評論家より皆さんの感想が重要になっている。よく書けとは言いませんが」と観客に呼びかけた。一方、三浦さんの演じた父親役について「自分の父親だったら?」と質問されると、新井さんは「嫌でしょ!」と即答。田中さんも「息が苦しいでしょうね」と苦笑した。三浦さんは「これからは、優しいお医者さんとか物わかりのいい警察官とかをやりたいと思います」と宣言して、会場を盛り上げていた。

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