MD松尾のヒット解析:「スパロボOG」がワンツー 「カルドセプト」に期待

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」(PS4・PS3、バンダイナムコエンターテインメント)が予想通りワンツーを飾りました。PS4版の方が売れているのは予想外で、PS4の普及を裏付ける結果になったといえそう。前回首位の「牧場物語 3つの里の大切な友だち」(3DS、マーベラス)も引き続き好調です。「マインクラフト」(WiiU、任天堂)、「マリオ&ソニック AT リオオリンピック」(同)あたりもキッズ層に人気で、発売日に売り上げが左右されないため、息の長い販売が期待できそうです。

 ◇今週の動き

 「カルドセプト リボルト」(3DS、任天堂)がトップか。熱心なファンがついている人気シリーズの最新作で、予約もまずまず入っています。2位以下は「牧場物語 3つの里の大切な友だち」、「スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ」のPS3版あたりが残りそうです。

 ◇ランキングは次の通り(6月28日~7月4日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ(PS4)

2位 スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ(PS4)

3位 牧場物語 3つの里の大切な友だち(3DS)

4位 マインクラフト(WiiU)

5位 マリオ&ソニック AT リオオリンピック(WiiU)

6位 ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団(Vita)

7位 Caligula-カリギュラ-(Vita)

8位 逆転裁判6(3DS)

9位 太鼓の達人 ドコドン!ミステリーアドベンチャー(3DS)

10位 オーバーウォッチ(PS4)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約550店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。1996年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。2002年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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