注目ドラマ紹介:「伝七捕物帳」中村梅雀“父の十手”受け継ぎ名作復活 ももクロが主題歌&時代撃初出演

「伝七捕物帳」第1回の一シーン 伝七を演じる中村梅雀さん(左から2人目)ら(C)NHK2016
1 / 4
「伝七捕物帳」第1回の一シーン 伝七を演じる中村梅雀さん(左から2人目)ら(C)NHK2016

 歌舞伎俳優の中村梅雀さん主演の時代劇「伝七捕物帳」(NHK・BSプレミアム、毎週金曜午後8時)が15日スタートする。1970年代に、父の梅之助さん主演で、テレビシリーズが大人気となった名作を、時を超えて梅雀さんが受け継ぐことになる。

あなたにオススメ

 「伝七捕物帳」は、罪を憎んで人を憎まず、粋で優しい岡っ引きの黒門町の伝七(梅雀さん)が、北町奉行・遠山左衛門尉(松平健さん)から預かった与力格を表す紫房(むらさきぶさ)の十手を手に、江戸の悪をくじくために事件を解決する姿を描く。伝七の恋女房・お俊を田中美佐子さん、伝七の下っ引き勘太を徳重聡さん、文治を上遠野太洸さん、食事どころの看板娘小春を原田夏希さん、お俊の父・米治を石橋蓮司さんが演じる。

 第1回では、奉行所近くで火事があり、「駆けつけ様」と呼ばれる髪結いたちが御調べ書きの箱を安全な番屋に運び出したが、何者かに襲われて箱を奪われたという。髪結い・吉蔵(平田満さん)の狂言を疑った伝七は、吉蔵の娘およし(荒井萌さん)が、実は15年前獄門になった盗賊・花水左衛門の娘で、手下だった吉蔵が引き取ったのではないかと推理する……という展開。

 伝七のトレードマークである紫房の十手は、父梅之助さんが使っていたものを基に作られたといい、梅雀さん演じる伝七の中に、梅之助さんの面影を見る人もいるだろう。また、女性アイドルグループ「ももいろクローバーZ」(ももクロ)のメンバー5人が主題歌「Hanabi」も担当、22日に放送される第2回に旗本・橋本家の奥女中役として登場する。旧作を知らない世代にも注目だ。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事