女優の広瀬すずさんと俳優の山崎賢人さんが3日、東京都内で行われたダブル主演映画「四月は君の嘘」(新城毅彦監督)の完成披露試写会に出席。バイオリニストのヒロインを演じた広瀬さんは半年間バイオリンの練習をしたといい、新城監督は「「すずちゃんは完璧主義」とその猛練習ぶりに舌を巻いていた。
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広瀬さんは「ゼロからのスタートだったのでかなり大変だった。現場に入ってからもオールアップまで毎日やっていた。それを皆さんに見てもらう日が来たんだなと結構そわそわしている」と語り、「4本の弦は角度が全部違うし、音も違うので、ごまかせないなと思って本当に細かく練習した。(練習時間は)1日2時間、平均で。長いと4時間だったような……」と当時の苦労を振り返った。
また、天才ピアニストを演じた山崎さんは「僕も一からピアノをやらせてもらった。(演じる)公生は正確なピアノを弾く人なので、基本から入って、半年間すごい練習をした」と明かし、「ピアノとともに(演技として)感情もやるというのが難しかった」と振り返った。
この日は、共演の「E-girls」の石井杏奈さん、中川大志さんと新城監督も出席した。広瀬さんと山崎さんの練習風景を見ていたという新城監督は「すずちゃんは完璧主義でいくらやっても納得しない。4時間とか練習すると腕が上がらなくなるんだけど、それで最後の方、撮りの間にマッサージとかやって頑張っていた。賢人は楽しむ感じで、実際に弾いてもらった部分もあるけど、そうすると楽しくなってうれしくなっちゃうタイプ」と評価。中川さんと石井さんは実際に2人の演奏を見たといい、中川さんは「すごかった。最初に見たときは鳥肌が立った。半年前から練習していると聞いたので」と絶賛。石井さんも「刺激になった」と語っていた。
「四月は君の嘘」は新川直司さんのマンガが原作。母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった天才ピアニスト・有馬公生(山崎さん)が、個性的なバイオリニストの宮園かをり(広瀬さん)との出会いをきっかけに、再生していくが、かをりにはある秘密が……という青春ラブストーリー。9月10日公開。
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