内野聖陽:「時に彼らには嫌われたかもしれません」 「PJ ~航空救難団~」クランクアップで学生キャストたたえる「皆さん、あっぱれだ!!」

「PJ ~航空救難団~」をクランクアップした内野聖陽さん(左)と鈴木京香さん=テレビ朝日提供
1 / 6
「PJ ~航空救難団~」をクランクアップした内野聖陽さん(左)と鈴木京香さん=テレビ朝日提供

 俳優の内野聖陽さんが、主演ドラマ「PJ ~航空救難団~」(テレビ朝日系、木曜午後9時)をクランクアップした。救難員を目指す学生たちを、愛をもって厳しく指導する熱血教官を演じた内野さんは「密度が濃すぎて、終わりが来るのか分からないくらい大変な作品でした。物語の中に『自然は理不尽だ』という言葉が何度か出てきましたが、『仕事も人生もまた理不尽である』と、この作品をやって改めて思いました」と語り、最後は演じる宇佐美さながらに「皆さん、あっぱれだ!!」と叫んで現場を沸かせた。

あなたにオススメ

 「最初は、自衛隊について、スタッフさんも僕らもわからないことばかりだったので、手探り状態で本当に頑張ったと思います。若者たちが夢に向かって必死でがんばり、教官たちが愛情深く見守る……その本気の姿を見せなければならないと思っていたので、若者たちを必死に追い込んで、時に彼らには嫌われたかもしれませんが、それが僕の最大ミッションだったと感じます。若者たちは本当に苦しい現場で頑張ってくれたので見応えのある作品ができて私も誇りに思うし、参加できてよかったと心から思います」と笑顔で撮影を振り返った。

 学生キャストの中では、石井杏奈さんと渡辺碧斗さんがひと足先にクランクアップ。見守る仲間たちを前に、石井さんが「みんなの顔が見られない……!」と号泣する一幕もあった。

 残りのメンバーの最後の撮影には、石井さんと渡辺さんも駆けつけ、さらに撮影が始まる前の訓練から自衛隊監修として撮影を様子を見守ってきた小牧基地救難教育隊の二階堂卓也曹長からメッセージも。「教官として真剣に指導させてもらいました。本当にみんなのことを65期のPJ訓練生だと思っています」というねぎらいの言葉が贈られると、訓練生たちは思わず涙をこぼした。

 宇佐美の元妻を演じた鈴木京香さんは「視聴者のひとりとして胸を熱くしていました。皆さんが訓練で身につけたであろうガッツにいつも感動していました」と、困難な撮影に臨んだ内野さんや学生キャストを称賛した。

 ドラマは航空自衛隊全面協力のもと、救難活動の精鋭部隊で、人命救助「最後の砦(とりで)」と言われる航空自衛隊航空救難団の救難員を目指す学生たちが、厳しく型破りな教官・宇佐美の下、苛烈な訓練に取り組む姿を描く。6月19日に最終回(第9話)を迎える。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事