べらぼうの世界:蔦重との別れにちなみ 有名人の訃報伝え、死を悼む「死絵」を紹介 そこには江戸っ子らしいユーモアが!

歌川国芳「八代目市川團十郎死絵」嘉永7(1854)年=NHK提供
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歌川国芳「八代目市川團十郎死絵」嘉永7(1854)年=NHK提供

 NHKの教養番組「浮世絵EDO-LIFE」では、同局の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」をより深く楽しむため、物語とリンクした浮世絵が毎週登場。12月26日は、午後6時からBSプレミアム4K、同11時50分からEテレで「べらぼうの世界 死絵 この世でもあの世でも大人気!?」を放送する。

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 「べらぼう」の最終回で描かれた蔦重との別れにちなみ今回は「死絵(しにえ)」を紹介。有名人の訃報を伝え、死を悼む絵で、江戸っ子らしいユーモアも感じられる。

 歌川国芳の嘉永7(1854)年作「八代目市川團十郎死絵」。絵の中の女性たちが、押し合いへし合いしてしがみつく相手は、当時の千両役者で、32歳の若さで亡くなった八代目市川團十郎だ。彼は鬼にも手を引かれ、さらに犬や猫にも引っ張られている。この世からもあの世からも引っ張りだこなのだ。

 死を悼みながらも、江戸っ子らしいユーモアも込め、別れを告げる一枚。

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