3月のライオン:新房監督&シャフト、羽海野チカの相性は… 柔らかい世界を表現

「3月のライオン」の試写会に登場した(左から)NHKの土橋圭介チーフプロデューサー、岡本信彦さん、河西健吾さん、シャフトの久保田光俊社長
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「3月のライオン」の試写会に登場した(左から)NHKの土橋圭介チーフプロデューサー、岡本信彦さん、河西健吾さん、シャフトの久保田光俊社長

 羽海野(うみの)チカさんの将棋マンガが原作のテレビアニメ「3月のライオン」の試写会が23日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた。同作は「魔法少女まどか☆マギカ」「<物語>シリーズ」など、“とがった”演出のアニメを手がけてきた新房昭之監督とアニメ制作会社「シャフト」が制作することも話題になっており、シャフトの久保田光俊社長は「原作を最大限に表現できるかを考えながら制作している。羽海野さんの柔らかい世界を表現できるかチャレンジしている」と語った。

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 NHKの土橋圭介チーフプロデューサーは「『大丈夫?』という声もあったが、新房さんはいろいろな側面を持っている方。新房さんと羽海野さんの組み合わせは相性がいいと感じた」と自信を見せた。また、久保田社長は「羽海野さんは会議にも参加していただき、新房さんと仕事以外のところでも共有できていて、スムーズに相性よく進んでいる」と話した。試写会には主人公・桐山零役の声優の河西健吾さんと二海堂晴信役の岡本信彦さんも登場した。

 「3月のライオン」は、17歳のプロ棋士・桐山零と、川本家の3姉妹の触れ合いを描いたマンガで、2007年7月から「ヤングアニマル」(白泉社)で連載中。11年に「マンガ大賞2011」「第35回講談社漫画賞」、14年に「手塚治虫文化賞マンガ大賞」を受賞した。実写映画が17年春に公開される。アニメはNHK総合で10月8日から毎週土曜午後11時に放送。

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