アニメ1週間:「君の名は。」が興収100億円突破 水樹奈々が初の甲子園ライブ

阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)でライブ「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」を開催した水樹奈々さん 写真:hajime kamiiisaka
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阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)でライブ「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」を開催した水樹奈々さん 写真:hajime kamiiisaka

 1週間のアニメのニュースをまとめて紹介する「アニメ1週間」。今回(18~25日)は、劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)の累計興行収入が、公開から28日で100億円を突破したニュース、声優で歌手の水樹奈々さんが阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)でライブを開催した話題などが注目された。

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 18日、2013年に放送されたテレビアニメ「有頂天家族」の続編「有頂天家族2」が制作されることが明らかになった。森見登美彦さんの小説「有頂天家族 二代目の帰朝」(幻冬舎)が原作で、前作に続き「さよなら絶望先生」の久米田康治さんがキャラクター原案を担当し、P.A.WORKSが制作する。

 18日、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の人気マンガ「七つの大罪」のテレビアニメの新シリーズが制作されることが分かった。同作は、テレビアニメ第1期が14年10月~15年3月にMBS・TBS系の日曜午後5時の“日5枠”で放送。スペシャル版「聖戦の予兆」が8月から日5枠で放送され、18日に最終回を迎えた。

 20日、新撰組がテーマのマンガ「ちるらん 新撰組鎮魂歌」がテレビアニメ化され、2017年1月に放送がスタートすることが明らかになった。20日発売のコミックス16巻の帯で「アニメ化決定 2017年1月放送予定」と発表された。

 20日に発表された17、18日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、大今良時さんのマンガが原作の劇場版アニメ「聲の形(こえのかたち)」(山田尚子監督、17日公開)が初登場で2位にランクインした。土日の2日間で動員数は約20万人、興行収入は約2億8300万円で、首位の「君の名は。」には及ばなかったものの好スタートを切った。

 21日発売のマンガ誌「週刊少年マガジン」(講談社)43号で、声優の佐倉綾音さんが、巻頭グラビアを飾った。佐倉さんは同誌で連載中のサッカーマンガが原作のテレビアニメ「DAYS」に橘小百合役として出演中で、グラビアではサッカーのユニホーム風の衣装やノースリーブ姿などを披露している。

 22日、俳優のDEAN FUJIOKA(ディーン・フジオカ)さんが、10月にスタートするテレビアニメ「ユーリ!!! on ICE」のオープニングテーマ「History Maker」を担当することが分かった。フジオカさんがアニメのオープニングテーマを担当するのは初めて。

 22日、水樹奈々さんが阪神甲子園球場でライブ「NANA MIZUKI LIVE PARK 2016」を開催した。女性ソロアーティストが同球場でライブを行ったのは初めて。プロ野球・阪神タイガースのファンという水樹さんは、豪雨の中、アルトサックスで「六甲おろし」を演奏するなどのパフォーマンスで約3万7000人のファンを魅了した。

 23日、新海監督の約3年ぶりの新作「君の名は。」の累計興行収入が、公開から28日で100億円を突破したことが明らかになった。日本のアニメが100億円を突破したのは、宮崎駿監督の「風立ちぬ」(13年)以来で、宮崎監督の作品以外では初めて。観客動員は770万人を突破している。

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