タイムボカン24:主要キャストが意気込み語る 作品の見どころは…

アニメ「タイムボカン24」の会見に登場した(右から)篠崎愛さん、鬼頭明里さん、若山晃久さん、ホリさん、稲垣隆行監督
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アニメ「タイムボカン24」の会見に登場した(右から)篠崎愛さん、鬼頭明里さん、若山晃久さん、ホリさん、稲垣隆行監督

 10月にスタートする「タイムボカン」シリーズ最新作「タイムボカン24」の会見が28日に東京都内で行われ、主人公役を務める声優の若山晃久さんやカレン役の鬼頭明里さんらキャストと稲垣隆行監督が登場した。稲垣監督は「かつて子供だったときに見ていた方が大勢いると思うので、今の時代に見ても十分楽しめるものにしたいなと、若干テンポアップしている」と明かし、「会社で疲れて帰ってきてチャンネルをつけるとほっとする、というような、大人がほっとできるように作っています」と作品の魅力をアピールした。

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 会見には主人公・トキオ役の若山さん、カレン役の鬼頭さん、オヤダーマ役のホリさん、エンディング曲を担当する篠崎愛さん、稲垣監督が出席。若山さんは同作が初めてオーディションに受かった作品といい、「本当に受かったのかな、と信じられなかった」と振り返った。カレン役の鬼頭さんも「正直信じられなくて、しばらく2~3週間ぐらいは疑っていて、いつ(合格は)間違いだったよ、と連絡が来るんだろうとビクビクしていました」と告白。また、ホリさんは「ずっと(同シリーズで悪の親玉の)ドクロベエ様のまねを営業とかでやらせていただいてたんですけど、まさか(アニメで)やらせていただけるとは。ニセモノから本物になれてうれしかったです」と感慨深げだった。

 若山さんは「トキオは14歳の男の子をまんま出したようなキャラ。カレンは年上の女の子なので、カレンに振り回されたりしながらも、カッコいいところは決めてくれる。そういうメリハリを出せればいいなと思います」と意気込みを語った。鬼頭さんは「トキオを振り回す立場の女の子なんですけど、ただのわがままな女の子に見えないように、可愛らしいところも出してみんなに好いてもらえるような工夫をしています」と明かした。また、エンディング曲が篠崎さんの2枚目のシングル「TRUE LOVE」に決まったことも明かされ、篠崎さんは「すごく耳なじみがよくて、いろんな世代の方が聴いて楽しめる、とにかく可愛い曲になっています」とアピールした。

 「タイムボカン」はタツノコプロが制作する人気シリーズで、第1弾が1975年10月にスタート。新作「タイムボカン24」は、現代の東京に住む中学2年生・トキオが突然、24世紀の組織・時空管理局の隊員に任命され、教科書に書かれている歴史はすべてウソで教科書よりも面白い真実の歴史(真歴史)があることを知り、隊員のカレンと共にボカンメカを駆使しながら、真歴史を探すことになる……というストーリー。

 新作はタツノコプロが2017年10月に創立55周年を迎えることを記念した企画の一環で、「妖怪ウォッチ」などで知られる「レベルファイブ」が企画協力やキャラクターメカ原案を手がけた。同社の日野晃博社長がクリエーティブプロデューサーを務め、「ヤッターマン」や「機動戦士ガンダム」などの大河原邦男さんがメカデザインを手がけることも話題になっている。オープニング曲は人気グループ「Hey!Say!JUMP」の「Fantastic Time」、エンディング曲は篠崎さんが歌う「TRUE LOVE」。読売テレビ・日本テレビ系で10月1日から毎週土曜午後5時半に放送。29日~10月2日に秋葉原駅でゾートロープ(回転のぞき絵)などを展示するプロモーションイベントも開催される。

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