俳優の織田裕二さんが3日、東京都内で行われた主演映画「ボクの妻と結婚してください。」(三宅喜重監督、11月5日公開)の完成披露舞台あいさつに登場。織田さんは、共演の森カンナさんから「初恋の人が織田さんなんです」と告白され、「汗かいちゃった。衝撃の告白でびっくりしました。うれしいです。そうか……」と照れ笑いした。
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森さんは「お母さんに聞いたんですけど、小さい頃の初恋の人が織田さんなんです。初恋の人と共演できるんだと思ったら緊張しました」と告白。織田さんは照れ笑いしながら、「(妻役の吉田羊さんら)女性陣からの目線が厳しくなりました……。早く映画見ようよ!」と焦り気味に語っていた。
映画は樋口卓治さんの小説が原作で、テレビ業界で働く敏腕放送作家の三村修治(織田さん)が余命宣告を受け、愛する家族の未来のために、残された時間を使って妻の彩子(吉田羊さん)の「最高の結婚相手」を探し出す……というストーリー。修治が見初めた妻の結婚相手の候補・伊東正蔵を原田泰造さん、主人公の良き理解者・知多かおりを高島礼子さんが演じ、舞台あいさつには、織田さん、吉田さん、原田さん、込江海翔さん、森さん、佐藤ありささん、三宅監督が出席した。
「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」(2012年公開)以来、約4年ぶりの映画主演となった織田さんは「ずっとこういう作品をやりたいと思ってたんですが、なかったんです。前作を超えるようなモチベーションで臨めるものというとなかなかハードルが高くて。でも、『ずっと恋い焦がれていたのはこの作品です』と涙が出そうなくらいうれしかった」と語った。
織田さんと初共演の吉田さんは「なんだろう。自分の人生にこんな未来予想図があったなんて。織田さんと夫婦を演じながらも、どこかで織田裕二がいる!って思ってました」と笑顔を見せ、「お互いの心を通わせて、心で会話できる関係性が現場でできた。とてもありがたい」と感謝していた。作品については「皆様の期待を決して裏切らない作品ができました。台本に泣くと書いていないのに、現場で織田さんと私はダーダー泣きました」と明かした。
織田さんも「僕は昭和なんで、男が泣くっていうのは嫌だなと思っているんですが、(現場では)不覚なところもありました」と告白しつつ、「昭和なんですが、恥ずかしげもなく泣いても良い映画だと思っています」とアピールしていた。
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