前田敦子:“口パク”芝居に苦労 「今まで体験したことのない撮影」

NHKの新番組「超入門!落語THE MOVIE」の会見に出席した前田敦子さん
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NHKの新番組「超入門!落語THE MOVIE」の会見に出席した前田敦子さん

 元AKB48で女優の前田敦子さんが14日、東京・渋谷のNHKで行われた同局の新番組「超入門!落語THE MOVIE」の会見に出席した。落語家の語りに合わせて“当て振り”芝居をかぶせ、落語の世界を映像化するというユニークな番組で、前田さんは第1回「お見立て」に花魁(おいらん)役で出演。撮影を振り返った前田さんは「声に合わせて毎日何十回と聞きながら、いろいろなところで“口パク”しながら練習して撮影しました。今まで体験したことのない撮影ですごく大変だった」と苦労を明かした。

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 “当て振り”の芝居について、前田さんは「声を実際に流して撮影しました。普段のようにマイクはないし、無音の中で(噺=はなしを担当する)古今亭菊之丞さんの声でやらせていただいたので、空間がすごく不思議で、経験したことない撮影の仕方だった。“口パク”にしてしまうと空っぽになってしまう気がして、自分と落語家さんの掛け合いをやるというか、セッションさせてもらうというか、そういうすごく深い撮影だった」と振り返った。「たくさん聞いているうちに、しゃべり方のリズムが心地よくて、自然と何となく覚えられた。小さい声で(噺を)しゃべっていて、合わせながらなら一緒にしゃべられるなって思った」と笑顔で語った。

 会見には、同番組で案内役として出演する濱田岳さん、第3回放送「転失気」に出演する鈴木福君、第3回放送「粗忽の釘」で噺を担当する林家たい平さんが登場。濱田さんは「ナビゲーターとしてやらせてもらっているが、本当に時代劇パートじゃなくてよかった。師匠方の口に合わせてお芝居するのは、相当大変じゃないかなと想像がつくので、申し訳ないなと気持ちがありつつ、本当によかった」と語っていた。

 「超入門!落語THE MOVIE」はNHK総合で19日から毎週水曜午後10時50分放送。

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