女優の宮沢りえさんが29日、東京都内で行われた主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」(中野量太監督)の初日舞台あいさつに登場した。作中で余命2カ月の宣告を受ける母親・双葉役を演じている宮沢さんは「素晴らしい中野監督の脚本に感動して……、私も母を同じようにがんで亡くしたので、演劇の神様に試されているなという気持ちもあって」と明かしつつ、「余命を宣告されたお母ちゃんをやるのは、並大抵のエネルギーではできないなと挑みました。この作品に出会えてとてもとても幸せです」と充実した表情で語った。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
舞台あいさつには宮沢さん、杉咲花さん、オダギリジョーさん、松坂桃李さん、伊東蒼さん、中野監督が出席。宮沢さんは「演技って、うその中で生きることなんだけど、ここに立っている共演者の方たちと本番といううその枠の中で呼吸をしていると、その枠がなくなっていって……まるで本当の時間が流れているんじゃないか、という錯覚にとらわれることが多かった」と撮影を振り返った。
双葉の娘・安澄を演じた杉咲さんも「撮影している時は、演技している感覚がなくて。それぐらい、目の前で起こったことを受け入れている感じがして……。試写を見て、改めて作品を作っていたんだと思いました」と感慨深げに語っていた。
映画は「死にゆく母と、残される家族が紡ぎだす愛」をテーマにした感動作。銭湯「幸の湯」を営む幸野家は父が1年前にふらっと出奔(しゅっぽん)し、銭湯は休業状態。母・双葉(宮沢さん)は持ち前の明るさと強さでパートをしながら、娘を育てていたが、ある日、突然「余命わずか」という宣告を受ける。その日から双葉は、絶対にやっておくべきことを決め、実行していく……というストーリー。
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…
俳優の松重豊さんが、主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)を監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の主題歌を、ロックバンド「ザ…
10月28日に発表された25~27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、山田風太郎さんのファンタジー小説を俳優の役所広司さん主演で映画化した「八犬伝」(曽利文彦監…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版でモアナの声優を務める屋比久知奈さんが10月29日…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督)の日本版でモアナの声優を務める屋比久知奈さんが歌う劇中歌「ビヨ…