高井研一郎さん:「山口六平太」30年間“皆勤”をたたえる ビッグコミック編集部が追悼文

林律雄さん作、高井研一郎さん画のマンガ「総務部総務課山口六平太」コミックス1巻
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林律雄さん作、高井研一郎さん画のマンガ「総務部総務課山口六平太」コミックス1巻

 14日に肺気腫による肺炎のため死去した「総務部総務課山口六平太」の漫画家・高井研一郎さんへの編集部からの追悼文が、25日発売の「ビッグコミック」(小学館)23号に掲載された。「さようなら山口六平太。」と題して、高井さんが1986年から11月10日発売の前号(22号)まで、30年間一度も休載しなかったことをたたえ、「周りを楽しませることに長じた“かわいい”人でした」と人柄をしのんでいる。

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 「総務部総務課山口六平太」は、林律雄さんの原作で、大日自動車のスーパー総務マン・山口六平太が、社内のトラブルを一手に引き受けて次々と解決していく物語。テレビドラマ化もされ、コミックス80巻が30日に発売される予定。

 追悼文では、高井さんが「“ケンちゃん”と呼ばれ、パーティーでは得意の手品を披露し、市の回りはいつも笑いが絶えませんでした」と愛された人柄を紹介。「沢山の参列者を呼んで、生前葬を何度も催し、死装束で現れるなど、洒落と、周りを楽しませることに長じた“かわいい”人でした」(いずれも原文のまま)としのび、最後に「雲の上から、阪神タイガースのし合いを観戦し、最後には嗜(たしな)めなかった大好きなウイスキーとタバコを、思う存分味わってください」と結んでいる。

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