土屋太鳳:佐藤健と初の恋人役「すべてを捨てて演じます」 脚本は岡田惠和

映画「8年越しの花嫁」でダブル主演する佐藤健さん(左)と土屋太鳳さん
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映画「8年越しの花嫁」でダブル主演する佐藤健さん(左)と土屋太鳳さん

 女優の土屋太鳳さんが、俳優の佐藤健さんと2017年冬公開予定の映画「8年越しの花嫁」(瀬々敬久監督)でダブル主演を務めることが7日、明らかになった。土屋さんと佐藤さんが恋人役を演じるのは初めてで、土屋さんは「(佐藤さんの)魂を削り役を生きる背中は、常に私の目標です。全力で、ぶつかります」とコメントし、「貴重な奇跡を私で表現できるのかご心配かと思います。未熟者ですが、すべてを注ぎすべてを捨てて演じます」と意気込んでいる。

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 映画は、岡山県在住の中原尚志さん、麻衣さん夫妻がモデルとなった実話を書籍化した「8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら」(主婦の友社)が原作。麻衣さんが、07年3月の挙式に向けて準備をしていた06年末に難病「抗NMDA受容体脳炎」を発症。長い昏睡(こんすい)状態とその後のリハビリを経て、二人は、8年後の14年12月に挙式をした。式場の運営会社が撮影した当時の映像が、15年2月に「8年越しの結婚式」として動画サイト「YouTube」に投稿され、テレビや新聞、ネットメディアなどに取り上げられた。

 物語は、尚志と結婚を約束した麻衣が、結婚式の3カ月前、原因不明の病気に襲われ、昏睡状態となって数年後、意識を取り戻すが、尚志の記憶を失っていた……というストーリー。土屋さんと佐藤さんは、14年に公開された映画「るろうに剣心」シリーズで共演して以来、約3年ぶりの共演となる。映画「64-ロクヨン-前・後編」などの瀬々監督がメガホンを取り、脚本はNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」「おひさま」などの岡田惠和さんが手がける。

 佐藤さんは「現実にこんな人生が有り得るのかと、心が震えました。そして奇跡は起きるものじゃなく起こすものなのだと、お二人に教えていただきました」といい「僕たちの作る映画は、尚志さんたちが実際に送られた人生の感動には遠く及ばないかもしれません。しかしこの、あるカップルに舞い降りた奇跡の実話を、少しでも多くの方に伝えたいという思いで、この役を引き受けさせていただきます」とコメントしている。

 映画は17年1月上旬にクランクインし、2月にクランクアップする予定で、同年冬に公開される。

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