有川浩さんの人気小説「旅猫リポート」が、俳優の福士蒼汰さん主演で映画化されることが8日、明らかになった。福士さんは心優しい猫好きの青年・悟役で「大切な人たちや猫への思いを、自然体で届けられたらいいなと思います」とメッセージを送っている。
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原作は、シリーズ累計40万部を突破した有川浩さんのベストセラー小説。有川さんの小説はこれまでに「図書館戦争」「植物図鑑」など数々の作品が映画化されている。物語は、心優しい青年・悟が、とある事情から飼えなくなってしまった愛猫ナナと一緒に、新しい飼い主を探して日本各地を巡る旅に出るところから始まる。幼いころの親友や初恋の相手など、悟がこれまでの人生で出会ってきたさまざまな人たちを訪ね歩く中で、伝えられなかった気持ちや本当の絆、そして悟の知られざる過去や秘密が明らかとなる……というストーリー。
福士さんは「原作を読み、柔らかいものに丸く包まれているような優しい物語だと思いました。けれど、その中に隠された秘密や過去にドキッとする瞬間が何度かありました。そのドキッとした時の気持ちと、作品全体を包む柔らかい空気の両方を大事にして、悟を演じたいと思います」と意気込みを語っている。
また、福士さんは芝居で猫と共演するのは初めてだったといい、「最初は猫との距離感に少しドキドキ、猫見知り(?)しました。でも、相棒のナナは、クルクルとした毛がチャーミングな、ちょっとやんちゃで可愛い猫なので、日々楽しく撮影しています」と撮影の舞台裏を明かした。
映画は2017年2月末にクランクイン、4月中旬にクランクアップの予定で、2018年公開。
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