お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介さんが、東京都内で昨年12月11日に運転する自動車で当て逃げ事故を起こした件で6日に不起訴処分となり7日、東京都内で会見を行った。
あなたにオススメ
「豊臣兄弟!」では池松壮亮が! 大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る
会見のおもな一問一答は以下の通り。(敬称略)
ーー謹慎している間はどのように過ごしていたか。
自宅謹慎している間、一歩も外に出ない生活をしていました。
ーー相方の石田(明)さんの会見は見たか。
見ました。やっぱり石田くんにもたくさん迷惑を掛けてしまったし、申し訳ない気持ち。僕自身、相方の石田くんから、このことで「解散してくれ」と言われても仕方がないなとは思いましたし。でも、石田くんは「井上の人生も、自分の人生の一部だ」と言っていただいて……。本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。石田くんがそう言ってくれたのは、本当にありがたい気持ちでしたし、それと同じぐらい、もう二度と石田くんには、どんなことがあっても迷惑をかけてはいけない、何があっても石田くんに感謝の気持ちを忘れてはいけないなという気持ちでいっぱいです。
ーー今日の会見前に連絡は?
会見に行ってきますというのは伝えました。(石田さんからは)ちゃんとしゃべってこいというのと、相手の方にも本当にご迷惑をかけましたし、(同乗していた「スーパーマラドーナ」の)武智(正剛)くんにもご迷惑をかけてしまったので、そこの部分はしっかり謝罪してこい、と言っていただきました。
ーー出演予定だった番組などは謹慎中は見たか。
正直、謹慎直後はバラエティー番組は、なかなか見る気持ちにはなれなかったのは事実です。たくさんの方にご迷惑をかけてしまったので、申し訳ないという気持ちもありました。ただやっぱり、自分自身が反省して、自分を戒める意味でも、そういう部分から目を背けてはいけないんじゃないかという気持ちもあったので、徐々にではありますけど、バラエティー番組だったり、ご迷惑をおかけした番組だったりを、少しずつ、少しずつ見るようにはしていました。
ーー石田さんが一人で仕事を頑張っていた様子は見ていたのか。
はい。石田くんが、僕の名前を言っていただいたり。石田くん一人で、「ノンスタイルは2人いるんだよ」っていうふうに……頑張っている姿を見て、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ーー2人で舞台に立てる日はいつごろになりそうか。
まだ明確に時期は決まっておりませんし、やはり、まず、たくさんの方にご迷惑をおかけしてしまったので、自分の口から、自分の声で、しっかり謝罪の気持ちを伝えたい、というのが第一じゃないかということで、まだ何も決まっておりません。石田くんや世間の方々がお許しいただける、となったときに、初めて会社と話し合い、いつ復帰するかは決めていけたらと思います。
ーー芸風は変わると思うか。
うーん……そういう部分はまだ自分自身考えが及ばないのもあります。今後また、石田くんといろいろ話して、いろいろ考えていけたらなと思います。
運転手さんにも笑っていただけるように……自分一人の力では、力及ばない部分があると思いますので、石田くんにも助けていただいて、一緒に力を合わせて、また相手の方に笑っていただけるように頑張れたらなと思います。
ーーひさびさに外に出てどう思ったか。
たくさんの方に迷惑を掛けてしまい、申し訳ないなという気持ちでいっぱいでしたし、今日、自分の口から皆さまに謝罪の気持ちを伝えることができて、謝罪する場を与えていただいて、よかったなと思います。
本当に石田くんには申し訳ないことをしましたし。石田くんが「井上の人生は僕の人生の一部でもある」と言っていただいて、逆もそうで。石田くんの人生は僕の人生の一部でもあるので、そういう面では、今回、石田くんの人生の面で本当に迷惑かけてしまったと思いますし、これから石田くんにも許していただき、いつか、何年後、何十年後か分かりませんけど、いつか、石田くんから……「相方が、井上でよかったな」って言ってもらえるように、頑張りたいと思います。
ーー3カ月でお酒の量も増えたという話もあるが、つらい気持ちからそうなったのか。
お酒に関しては、事故直後、正直食事も喉を通らず、睡眠することもできない日々が続いてまして。そういう面で、お酒に頼り、睡眠を促すようなことはありましたが、今年に入り、気持ちも少しずつではありますけど、落ち着いてきてからは、健康面を気遣ってくれる先輩方もいらっしゃいましたし、謹慎以前にのどの調子がよくなかったこともあって、石田くんから「謹慎期間でのどを治せよ」と言っていただいこともあったので、今年に入ってからはお酒の量が増えて、というのはなかったです。
今回、本当にたくさんの方にご迷惑をおかけしてしまっているので、すぐに気持ちを切り替えてというわけにはいきませんけれど、少しずつではありますけど、前向きに、自分自身、ゼロから始められるように頑張れたらなと思います。
アッコさん(和田アキ子さん)が本当に心配してくださり、もちろん、厳しいお言葉もいただき、毎日、電話をしてくれて。「私が毎日電話するから、井上が少しでも芸能界の風を忘れないように毎日電話するから」と言っていただきまして。本当に毎日お電話をいただきました。不起訴になっときに僕の方から電話をさせていただきまして、アッコさんが涙を流されて、「してしまったことはしっかり反省しなさい、ただ、やっと処分が出てよかったね」と涙ながらに……。温かいお言葉をいただきました。